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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

ブロッコリーが好物です。

まさかの2日連続w


先日はコレを観に行ってきました!!


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ブロリー。

久々公開、ドラゴンボール超の劇場版・『ブロリー』!
過去に劇場版作品で適役として登場したブロリーが再登場。
ただし設定などは大幅に変更されていて、悟空たちとは面識がない状態、ということに。
全く新しいキャラクターとしてドラゴンボールの世界に登場し直すわけですねー。
僕自身子供の頃には東映まんがまつりとかでドラゴンボールの劇場版とか見てた記憶はあるんですが、ブロリーが出てくるあたりのは観に行った記憶がないんですよねー、調べてみたところによるとブロリーが最初に登場した劇場版はもうフリーザとかが登場してて、なんならトランクスとかも出てる頃…1993年の作品だそうで、そうなるともう中学行ってる頃なんでさすがに観に行ってなかったんですよねー。

ということで初ブロリーを26年越しに観に行ってきました。

例によって以下ネタバレ避けつつの感想をば。











先述の通りブロリーは過去に劇場版作品にて登場したキャラクター。
…なんですが作り上げたのはアニメスタッフで、鳥山先生は上がってきたラフを手直しした程度だそうで、御本人自体「ブロリー?誰それ?」くらいの印象だったんだとか。
その割には劇場版作品で再登場したり「バイオブロリー」というクローンみたなのまで出てきた、ある意味ではフリーザ並に登場している人気キャラだったようで。
そのへんのことも汲んで、新たにブロリーをドラゴンボールの正当な流れの中に入れてあげよう、みたいなところも含めての劇場版だったようで。
…やっぱ人気って大事なんだなーとふんわり思いましたw

ちなみに僕の中のブロリーのイメージって、筋骨隆々で白目剥いた超サイヤ人でずっと叫んでる巨漢ゴリラみたいなイメージだったんですがw
調べてみるとだいたい合ってるんですが、初登場時は超サイヤ人状態になるとまぁまぁ饒舌に喋ったりもしてたようなのですげー雑なイメージだったようw
細かな設定がいろいろ変わってるとのことだし、完全に新規として作り直してるっぽいので僕も完全に新作気分で見てまいりましたが……すげーおもしろいの!!

ん…おもしろいっていうとなんか正しく伝わらない感があるんですけど……ぶっちゃけストーリーはそんなないんですw
頭30分くらいでだいたいの設定と人物相関図みたいなものを説明しきって、あとは延々戦ってるだけという超攻めたシナリオなんです。
でもおもしろい。なぜか……その”延々戦ってるだけ”のバトルシーンの演出が超絶上手だから。
いくら人気があろうと、同じことがずーっと続くだけだとマンネリ化するし、どこかで飽きたりするじゃないですか?
恐ろしいことにこの劇場版にはそれがなく…たぶん1時間くらい延々ブロリーとベジータか悟空が戦ってるんですけど飽きるどころかすげーのめり込んで見てる僕がいて、自分でもびっくり。
途中でそれに気づきまして「バトルシーンがずっと続いているにもかかわらず、何故こんなに飽きないのか」ということを考えながら見てたんですが、何点か理由めいたものを見つけることができました。

まずはブロリーの設定。
過去作ではその強さゆえ多少傲慢な部分が描かれたりして”悪役”として描かれていたブロリーですが、今作では誰よりも純粋で、戦うことが嫌いなサイヤ人として描かれています。
平たく言えばいいヤツなんです。
なんならパラガスっていうお父さんの方がクソ野郎w
あまりの才能のためにそれを父の復讐に利用されて戦うことになるんですが、それでもお父さんが大好きだから逆らうことが出来ないでいる、敵なんだけど敵じゃない、かわいそうなキャラクターとして映るんです。
だから悟空たちと戦ってる時もずっと「なんとかして助けてあげて悟空!」とか「ブロリーが殺されて終わる結末は嫌だよ…!」と、ブロリーにとって幸せな結末が訪れてほしい、という目線で見ることになり、彼が強すぎるが故に戦闘が長引いて焦らされてる感じになるわけです。
おかげで長い戦闘も飽きるというよりも「どうなるの…!?」って感じで見られるわけですね。コレが1つ目。

2つ目はバトル演出の圧倒的な上手さ。
こういうバトルものって、圧倒的な手数だったり超高速バトルだったり強さの表現がハイパーインフレしまくった結果「…早すぎてなにやってるかわからん」なんてことに陥りがち。
ところがどっこい、この作品は”なにやってるか全部わかる”んです。
どっちが攻撃してるか防御してるか、パンチなのかキックなのか投げたのか叩きつけたのか、そのすべてがわかるように絵が作られているんです。
これなにげにとんでもないことですよ…寄ったり引いたりカメラも動きながら戦いを追ったりと、ものすごい種類の技法でバトルを描くんですけどその技術がハンパない。
もうね、バトルアニメのお手本といっても過言ではないくらいすごい。
この作品世界に持ってって「世界よ、これがジャパニメーションにおけるバトルだ!」って自慢して回りたいくらいすごい。僕なんもしてないけどw
東映アニメションさんが「今まで培ってきた技術全部つぎ込みました!!」ってなって作ったんじゃないかってくらい多彩な表現で描かれてるから、すごすぎて自然と前のめりで見ちゃうわけです。
もうホントこのバトルシーン見るためだけにこの映画観に行っても損はしないレベル。

で超長いバトルの後にエピローグみたいなのが入ってお話が終わるんですが、そのお話の終わり方もとても納得できる良い終わり方で。
なんでしょ、爆破めっちゃしてハデハデなハリウッド映画見た後の心境というか、「すげーもん見たー!」って爽快感で劇場を後にする、みたいなそんな映画でした。
コレはマジ見た方がいい。

そして一点、鶴ひろみさんが亡くなられたのでブルマの声どうなってるんだろう…?ってのが気がかりでもあったんですが、後任は久川綾さんがご担当されてまして。
正直はじめ、ブルマが喋ったときに鶴さんがしゃべったんじゃないかと聞き間違うレベルで似てて。
もちろんよーく聞くとちょっと違う気がする、って感じではあるんですが、鶴さんの喋り方の癖とかもちゃんと拾ってて「ベテランマジすげぇ…」ってなりました。
考えてみりゃドラゴンボールって長い作品だからちょこちょこCV変わってるんですけど、ブルマみたいなメインキャラでの交代って今までなかったんですよねー。
スタッフさんもすごくそこを考慮して選んでくださったんだなーってのを感じてちょっとほっこりしました…久川さんのブルマ、みんなにも聞いてほしい。

あと声優といえばバトルが長いって話したからなんとなくわかると思いますが、ベテランにムリさせすぎw
ブロリー役も当時と同じ島田敏さんがやられてるんですけど、けっこうなロングトーンで叫びまくるシーンが連発で。
もちろんベジータも悟空も同様に叫びまくりで…野沢さんもう80歳とかでしょ?血管切れたりしたらどうするんだってくらい叫んでましたよw
でも大ベテランの迫力の演技はすごく勉強になりました…もうね、映像としても音声としても日本の宝ですよこの映画。


そして入場者特典で今回はフィルム風ステッカーというのが付いてきたんですが僕のは

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みんなのアイドル・ベジータ様でした☆

名シーン選ぶとこうなるんでしょうけど4枚中2枚がやられてるとこと泣いてるとこって…ベジータ様の扱いよw


と、ぶっちゃけ思ってたのの何倍も面白くて大満足で劇場を後にしたのでした。
ドラゴンボールは!まだまだ終わらない!!

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