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間島淳司の日常をプロデュース!!

怪獣たちの宴

昨日は2月で一番楽しみにしていた行事に行ってきました!


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カジャラ!!

ラーメンズの小林賢太郎さんが主宰する「コント集団カジャラ」。
毎回メンバーを変えつつ公演を打つこと4回目、『怪獣たちの宴』というタイトルでお送りされた今回。
上では「一番楽しみにしていた」と書きましたが、我々の仕事ってなんでかだいたい「楽しみにしている日に限ってスケジュールが入る」という謎ジンクスがあるのでずーっと「ふーん、もうすぐなんだ」くらいのテンションで過ごしてきましたが!観終わった今なら言える!ホントは一番楽しみだった!w

昔っからラーメンズ大好きなんですよねー、DVDもほとんど持ってるし。
頭が良くて人を驚かせることが好きな小林賢太郎さんが作り出す世界は、ホント唯一無二。
他のどの芸人さんたちが作り出すものとも違う世界観。
このカジャラはコント公演ではありますが、芸人さんだけではなく舞台役者さんも出演したりしてまたそこの空気感も他のコントとは違う感じになるんですよねー。
そんなコント公演を幸運なことにチケットを手に入れることが出来たので観てきました。
このまま4月くらいまで全国ツアーで回るのでネタバレも出来ないんですがあまりによかったので以下感想。
例によって観に行く予定のある方にもネタバレにならないよう心がけつつ書きますが気にされる方は見ないようにw








なんだかんだでカジャラって、4回中3回観に行けてるんであんまレアリティないかもしれませんがマジでプラチナチケットなんですよ。
今回も見られたのは本当に幸運だと思っています。

さて今回はタイトルが『怪獣たちの宴』。
これを考えながら見るととっても面白い内容でした。

というのも。

カジャラって20分くらいのいくつかのコントを見せていく形で形作られる公演なんですが、一見関連性のなさそうな独立したコントに見えるんです。
ただその裏側に潜むテーマみたいなものを拾っていくと新たな発見が出てくるという…あぁもうなんて説明すれば良いんだ難しいw
今回特に感じたのは、これまでの公演だとだいたい考えさせられるようなちょっと難しめのネタだったりが入ってたりするんですが、今回はそっちの色は薄め。
どちらかというと軽めのネタというか、言葉遊びだったりリズムで笑いを取るような、なんでしょう…恐れずにいうなら「くだらないネタ」が多く見受けられたんですよね。
…あ、くだらないってだけで面白いんですよ?「バカじゃないのwwwww」みたいな感じでおもしろいヤツって意味です。難しいなぁ言葉ってw
小林さんのコントって比較的「わからない人は結構」みたいな、場合によっちゃ客を置き去りにするような、人を選ぶものも多いんですが今回は誰が見ても笑えるようなネタを多く書かれていた印象がありました。
あと自由度。
いつもは「ガチガチに稽古して毎回寸分の狂いもなく同じことをしてるんだろう」と思うような緻密な笑いが多いんですけど、今回は比較的自由度が高いというか、アドリブ要素も多く取り込んでた印象。
たぶんこのへんはなだぎ武さんが今回出演されていたのも影響してるように思いましたが。
てかなだぎさんの個性ね!あの人ホントヤバいw
小林さんってもともと手品が好きだったり、人を驚かせることが好きな人なんでネタの中でも共演者を振り回す役割を演じてることが多いんですけど、なだぎさんは小林さんを振り回す側になれる強烈な個性の持ち主で。
今回なだぎさんと二人で演じる演目が何箇所かあるんですがそこのやりとりがもう…ね!
なだぎさんが出ているから書いたであろうネタもあったので非常におもしろかったです。

あと今回いつもと違ったのは小道具やセット、衣装を多く使ってたこと。
カジャラでは比較的そうではあったんですが、ラーメンズの頃は特に衣装は黒か白で統一、セットもほぼ素舞台に背景と同じ色のボックスを多数使って、椅子だったり段差だったりを作り出して設定を作る、アイテム数の少ないコントをやることが多かったんですが、今回はけっこうしっかりといろいろな小道具、セットを用意してました。意外。
その分片付けや転換に時間がかかるようになるんですが…それさえも利用して笑いを生み出していたのもさすがの一言。
こういう「アクシデントさえも利用して笑いに変えてやろう」的精神は鈴木区にも感じるところだったりするので、どこかしら親和性を感じるからどちらも好きなんだろうなーと思います。
智晴くんはラーメンズのネタ見たこと無いらしいけどw

そして先述ですが作品として一貫したテーマを感じにくい部分もあるネタ構成なんですが、見終わってから「あれはどういうことなんだろう?」と考えるとどんどんつながっていく発見もあって、一粒で2度どころか3度4度おいしい公演でした。
僕もいろいろ考えて、コント一つ一つにタイトルとの関連性考えたりして、最終的にはタイトルから導き出される表立って描かれてないテーマみたいなのに気づいたとき「あーーーーーー!!!!!!」ってなったりしましたんで。
まぁ表立って描かれてないんで間違ってるヤツかもしんないんですけどw
そういう、コントとしてただただ笑える瞬間と、考えることで見つかる驚きが共存する見ごたえのある内容でした。


そして今回僕が観た公演のカーテンコールにて。
鳴り止まない拍手に応え何度となく続くダブルコール、トリプルコール…って言い方あるかはわかりませんが。
その際の挨拶で小林さんが言っていた言葉が超良くて。
ここはたぶん毎回違うこと言ってるとこなんでネタバレ云々ではないと思うんで書いちゃうんですが

「おじさんたちは、君たちの笑いを食べて生きているんだよ」

ということをおっしゃってました。
普段あまり素を見せない小林賢太郎さんの素の部分が垣間見えた気がして、とっても心に響いた言葉でした…やっぱ根っからのコント師なんだなー。最高かよ。


日付変わったので昨日、24日で横浜公演は千秋楽だったんですが、この後も全国回って4月の中頃まで上演してるので、興味を持たれた方は一度観に行ってみては如何でしょうか。
東京公演は全然チケット取れないんで地方の公演しか行けないと思いますけどw
予定が空いてたら…地方でももう一度観に行きたいくらいだぜ!!

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