少女と金魚鉢。2020-11-20 Fri 18:39
お久しぶりです、間島淳司です。
滅多なことがない限り書くことはない、といっていたこのブログ、久々に更新の刻が来ましたよ。 つまり「よっぽどのことがあった」ってことですね…前回は両手使えなくなったという地獄の報告でしたが、今回は……残念!ポジティブなご報告でっす!! …なんでポジティブなのに残念とか言ったんだろう僕w なにかといえばタイトルからもおわかりの方もいるかと思いますが、久々に鈴木区で朗読劇をやったよ、ということです。 いやこれはよっぽどのことでしょ、だって鈴木区朗読文化協会会長ですよ?アタクシw ということで以下朗読やった感想ですー。 本来ならば今年の5月に上演予定だった本公演。 まさしく緊急事態宣言のアオリをモロに受け延期。中止ではなく延期、ということで、あの頃は稽古もなにもしてなくて、マジで手も足も出ない状態だったのですが、主宰・鈴木智晴のこの「延期」という判断のおかげで約半年後の11月の6〜8日に晴れて皆様の前にお披露目することができました…感謝感謝。 ということで改めて10月の後半から稽古がスタート。 全4回だったかな?読みあわせから始まり一日だいたい4時間ほどの稽古。 この稽古の最初の頃から思ってたことなんですけど、改めて思いましたね、声優さんってすげーなってw イヤお前がゆーな、お前もそうだろ、って話ではあるんですが、とにかくみんな最初っから雰囲気を掴むのが早い。 顔合わせてよーいドンの段階から「もう完成してんじゃね?」くらいの仕上がりでしたね。 僕は5年前の初演を見てるし、鈴木区の作品はたくさん見てるから掴むの早くて当たり前かな、とか、なんなら僕が「鈴木区ってこんな世界観ですよ」みたいなことを伝える係なのか!?みたいなことも考えてたんですが、そんなこと必要ないくらい最初っから仕上がってました。 まぁそんな中、1回目の読み合わせの後に演出の智晴くんから「プリティさん、180点w」いただきましたけどね!ドヤァ!w ともあれベテラン勢の保村さん斎賀さんはもちろん、この座組では若手になるであろう田丸くんや鈴木の絵里ちゃんなんかもホントはじめの頃から鈴木の中のオモシロをすくい上げてた感を感じてました。 そして次に衝撃を受けたのは、初めての合同稽古。 今回の稽古は、このご時世もあり少女チームと金魚鉢チームは別々に稽古をしてました。 なので最後の稽古のときに「全体通してやってみましょう」となって初めて、少女チームの進捗状況を知ったのですが…最初に思ったのは「コレ朗読劇だよね?」ってことw まー動く動く。普通に舞台やってんじゃないの?ってくらい、走って踊って暴れまわるw もちろん朗読だしこのご時世なので触れ合ったりすることもなければ手に台本も持ってるんですが、他所の朗読では考えられないくらい動き回る。 ちょっと思いましたよね…こっちのチームじゃなくてよかったってw まぁそれが、少女チームと金魚鉢チームの見せ方をクッキリ分ける効果があったのでとっても良かったんですが。 そして第二の衝撃。それは…菅原慎介という男。 菅原くんは何度か現場でも会ったことあるし面白い男ってのは知ってたんですが、鈴木区の世界に彼が飛び込むとこうなるんだな、ということに衝撃を覚えました。 なぜかといえば…もう何やってもおもろいのw 最初の一言言った後からもう「こいつ…オモロ!?」ってなって、もうそっからは彼が出てくるだけでもう笑う空気が出来上がってて、しゃべる前から「来るぞ…アイツがしゃべる…!!」ってなってて、何やってもおもろいw もしかしたらコレは彼を知ってるから感じた感覚かもしれませんが、でもその面白さは本番でもしっかり伝わったのではないかと思います。 あともう一つ、気になってたのが弊社後輩・村井美里の存在。 彼女とはこういうご時世になる前はちょこちょこ飲みで会ってたし、弊社の中でも数少ない自分から「間島さん!飲みましょう!」と誘ってくれる子でして。 ただ飲みでは会う機会はあったんですが現場で会ったことはなく、初めて彼女のお芝居を見ることになったわけです。 でしかもチームも違ってココが初めて芝居を見るタイミング!…かと思いきや、村井の役はダブルキャストでこの日はブリドカットセーラ恵美ちゃんの方で通し稽古の日で。 マジで小屋入るまで村井がどういう芝居するのかわからんかったわけです。 しかもこの日、スケジュールNGだったからこの編成になったはずなのに、結局仕事はバレて村井も見に来れてて。 もうね、先に完成品見せられて劇場まで合わせられなくていろいろ考えちゃうんじゃないかな、とか、おじさん心配の嵐ですよw で小屋入って初めて見たんですが全然心配いらなかったですね、若くても彼女もちゃんとした声優さん、ダブルキャストならではの、それぞれの違いもちゃんとあってどっちも良くて、なんも心配要らない感じでした。 …本人はやっぱ悩んでたみたいで、小屋入りしてから…2日目だったかな?に芝居のことで相談受けましたがw そして日付は通り過ぎ、もう小屋入りして本番。 小屋入りしてセットが出来上がり、音響と照明も付いて、初めて本番同様のセットでやるとテンションも上がるんですよねー、稽古場との違いを修正する目的もあるのでいろいろ考えてはいるんですが、やっぱり楽しいが勝っちゃう。 もちろん自分が出てる方は見れないんですが、見られる少女チームも仕上ってるなーって感じあったし、見ててキャスト全体の年齢感もあり「若さ」みたいなものもプラスに働いてて、更にこっちチームと見え方が違って、つなげて見たときにお客さんに楽しんでもらえるものが出来上がってるなーと。 実際にどうだったかは見た方にしかわからないでしょうが、この時点で「これは…勝ったな」と思ってましたw んでこっからはあっという間でしたねー、こういうご時世なんで楽屋ではマスクはしてましたがみんな机の方じゃなくて内側向いてみんなで喋ってたし、稽古でバラバラだったチームの垣根も越えてみんな仲良しで。 この辺は楽屋の席の配置考えた鈴木区制作チームの英断もあったと思いますが、本番始まる前も「行ってきます!」「行ってらっしゃい、頑張ってねー」なんて声を掛け合うのが自然な流れでできるくらいみんな仲良くなり。 仲良くなったのもプラスされてより時の経つのが早く感じた部分もあったでしょう、気がつけばもう千秋楽で終わりを迎えていました。 久々の鈴木区朗読文化協会でしたが、鈴木区本公演とはまた違う、鈴木区ではないプロの声優たちが作り出す鈴木区の世界も、普段と違ってまたいいな、と感じました。 もちろん本公演も見たいですが、こういうご時世なんでね、接触することなくマイクの前でお芝居を見せることができる朗読劇というカタチを智晴くんが上手いこと拾い上げてくれて、みんなで楽しい時間を過ごすことができて。 …お陰様で来年5月にもう第3回の朗読公演も決まってましてw また皆さんの前で楽しい時間を過ごし、提供できるのも喜ばしいことです。 ということでご来場頂いた方、配信でご覧になってくださった方、誠にありがとうございました! アーカイブ配信もやってたんですがまごまごしてる間にそれも終わってしまったので、「見たかった!」という方は鈴木区からDVDが発売されるのをお待ち下さい、ダブルキャストどちらのバージョンも収録、配信限定だった劇中で出てくる「恋のスキバサミ」も初日Ver.千秋楽Ver.もどちらも収録、大変お買い得となっております。 ![]() こんな楽しそうなのがおうちで見られるよ☆ 最後は宣伝かよw スポンサーサイト
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