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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

新たな伝説の始まりである。

お久しぶりです間島です。
あの間島がブログ界に帰って来たよ!…というと大げさですが、思うところがあったのでブログを再開してみようかと。

理由は2つ。

一つは漠然とした不安みたいなものなんですが、コロナになって世の中激変したでしょ?
仕事に行っても人とほとんど会わないし、短いときはほんの10分くらいで終わったりして。
あと飲み会なんかも完全に自粛ムードで本当に人と話す機会が減って。
休みの日なんかやることないから昼過ぎに起きてニュース見て、夜になったら飯作ってビール飲みながらバラエティ見て、眠くなったら寝る、みたいな。
要はコロナになって思考する機会が減ってるんですよねー。
ここで漠然と思うわけです、なんかアホになってってる気がするってw
人と会うことで会話が生まれ、自然と思考することで頭の体操ができていたんだなーとふんわり感じたので、思考する機会をブログに求めてみよっかなーというのが一つ目の理由。

2つ目は、Twitterなんかで「◯◯観たよ」って話をするとたまーに知り合いが「私も観ました!」とか「語り合いたいですねー!」なんて言ってくれるんですが、まぁこのご時世なんでそれが実現するということもなく。
いい作品を観ても共有することができないストレスだけが溜まっていくわけです。
で。でですよ。
語り合うことができないというのなら、ブログを使って一方的に僕の感想世の中にブチ撒けていこうではないか、とw

というような2つの理由がありまして、ブログを再開していこうかと思った次第です。
もちろん前みたいに毎日更新なんてのはさすがにしんどいので、まぁゆるゆると…思いついたことがあったら週一回くらいを基本に更新していこうかと思っております。


さて。
で仕切り直し第一回の今回はなにを書くかというと…先程上げたまさに2つ目の理由。
本日は『シャン・チー』の感想です。
いやね、思ったより面白かったんですよ、でウチの綱掛とTwitterでまんま上のようなやり取りがありまして、語れないなら書いちまおう、とw
もちろんネタバレは避けつつ、知らない人も「へー、観てみよっかな」と思っていただけるようプレゼンちっくに感じたことを書いていきますので、観た方も観てない方もよろしければお付き合いください。


皆さんはシャン・チーってヒーローのこと知ってましたか?
1973年にマーベル・コミックにて誕生したヒーローで、本誌の中ではアベンジャーズに参加もしてたりするらしいんですが、僕は不勉強でシャン・チーのシャの字もまったく知らなかったんですよね。
でもまぁMCUの作品ではあるわけですし、エンドゲームで一旦終わって新しく始まる壮大な物語、可能な限り見逃したくないじゃないですか?
なんでそこまで期待もせずに観に行ったわけです。

映画見るまでに僕が持ってた情報は、テレビで流れるCMからのみ。
主人公の名前がシャン・チーで、アメリカにあるホテルで働いてる中国人で、お父さんがテン・リングスのリーダーで、なんか戦いに巻き込まれるってこと。
テン・リングスってのは過去のMCUにも出てきていて、アイアンマンの1作目でトニーを拉致して武器作らせようとしたテロ組織の名前がテン・リングス。
他にもアイアンマン3にもテン・リングスは登場していて、このときはテン・リングスのリーダーが出てきたんですが実はニセモノで、とある役者が雇われてリーダーを演じていた、という展開でした。
いずれにしてもアイアンマンとも因縁の深い組織で、この『シャン・チー』にもこの名が出てくる、と。
しかも父親が本物のテン・リングスのリーダーで、タイトルにも『テン・リングスの伝説』なんて文言も入ってるくらいだから、これはかなり重要な位置を占めているぞ、と。

まぁこんなとこが事前にわかっていたこと。
お父さんがテロ組織のリーダーなんだからまたテロがどうだとかいうことに巻き込まれるんだろなーなんて思いながら映画を見始めたんですが…真実は全然違いました。
ざっくりいうと、『ブラック・パンサー』のワカンダみたいな隠れ里があって、そこには魔法と武術が使える鬼ツヨ集団が住んでいて、シャン・チーのお母さんはこの村の人。
映像演出も『ドクター・ストレンジ』ともまた違う魔法表現だけど魔法という共通点はあり、あー、似た世界観だなー、なんて思って観ていたんですが、話が進むとでっかい竜とか出てきてラストバトルはもはやモンスターハンターw

思てたんと全然違う!w

読んでるだけだと「は?」と思うかも知れませんが見たらわかります、まんまこういうことが起きる映画ですw

でまぁ、何が良くってブログを書くまでに僕の心を掴んだのかというと、まずは映像美はもちろんのことアクションのカッコ良さね。
これまでのMCUのヒーローって、それが筋力なのか武力なのかの差はありますけど基本的には力技というか、力の強さが強さの証明みたいなとこあったわけです。
シャン・チーは先述の通り1973年にマーベル・コミックにて登場したヒーローで、この頃のアメリカで何があったのかというと、ブルース・リーら香港映画スターたちのブームなんですね。
マーベルはいろんなものから着想を得てヒーローを作るので、このブームももちろん取り込み生まれたヒーローがシャン・チーというヒーロー。
つまり香港映画のようなアクションがベースにあるわけです。
コレをアメリカの財力でCGなんかと組み合わせるわけですよ、カッコよくないわけがないでしょ?
しかも魔法の力と武術の力を組み合わせるわけですから、迫力も当然凄まじい。
コレは見応えがありましたねー。
あとシャン・チーは途中でアイテム手に入れて外側からの力も手に入れるんですが、それは最後の最後で映画の殆どの時間はただの鍛え上げた生身の人間なんですよね、それもまた良い!
超人血清打ってないキャプテン・アメリカみたいなことで、キャップでもアイアンマンとかからしたら「ちょっと強い、かったい盾持ってる普通の人」に見えてたわけで、それよりも普通の生身なわけです。
ただボク調べによると、マーベルヒーローの中でも生身の強さでいったらかなり上位にくるヒーローらしいんですよねー。
日本の男の子なんてみんな武術とか好きなんだから、アクション見るだけでも一見の価値はアリだと思います。

2つ目はストーリー。
アクション要素は当然多い作品ではあるんですが、根底にあるのは親子の愛情の話なんですよね。
テン・リングスのリーダーを親に持ち、幼い頃から暗殺の技術を父により徹底的に教え込まれたシャン・チーは、とある事情から父の元を逃げ出して家出をしてしまいます。
まぁそれからなんやかんや数年の刻が流れたのが物語の舞台でして、逃げ出した父と向き合う話でもあり、父と母の異なる考え方をどちらも受け入れる物語でもあり、ラストは大きすぎると思われていた父の背中を乗り越える、主人公の成長物語でもあるのです。
子供向けの物語って主人公が困難に立ち向かって成長していくところが描かれることが多くてそれが好きなんですけど、その要素にさらに「父の存在」もついてくるわけですから面白くないわけがない!

最後にこれは僕が感じたことでそういう意図はないのかもしれませんが、この『シャン・チー』でようやく本格的にエンドゲームまでで描かれたインフィニティ・サーガが終わり、第二章が始まったな、という印象を受けました。
エンドゲームの後もいくつか作品は公開されてるんですけど、スパイダーマンだったりブラックウィドウだったり、ドラマの方もファルコンとかウインターソルジャーとかロキとか、第一章に登場したキャラとか物語の続きみたいな印象が強かったんですよね。
ところがこのシャン・チーの世界は、今までにいなかったヒーローに、今まで登場していない種族の敵やアイテムで構成されています。
おそらくこの先またアベンジャーズのような、ヒーロー大集結の大作映画が待っているんでしょうが、その物語が動き始めた感を強く感じたのです。


11月にはまたしても知らないヒーロー『エターナルズ』の公開も控えてますし、MCUの大きな歯車が音を立てて動き出したのを感じたいい映画でした。



はー、感想言えてスッキリしたw

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