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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

死者の世界と黒狐。

観てきましたよー!毎年恒例例のやつ!!

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夏の劇場版!!

…だいぶ出遅れ感はありますがw
公開直後は小さなおともだちたちのために席を埋めたくない、とか考えてたらズルズルとこんなに開いてしまいましたw
一応映画名的には仮面ライダーギーツが前に来る感じなんですが、どちらも面白かったんでどちらも紹介していきますねー。
まずは先に流れたキングオージャーから。


本放送観ててもあんま映画の内容に触れてなくて事前情報あんま持たない状態で行ったんですが、一言で言えばまー素晴らしかったですねーとしか言いようがない内容。
舞台はTV放送のタイミングと合致した、ギラがシュゴッダムの王になり、他国の王も招待して戴冠式を行うぞ、といった当日のこと。
突如見知らぬ赤いドレスを纏った女が現れ、「新たな王は死者の国・ハーカバーカに赴き先祖に挨拶せねばならない」と言われるところから始まります。
…ハーカ「バーカ」に多少引っかかりは感じますが、キングオージャーの世界観なので良しとしましょうw
行った先には見たことのない死者の世界が広がり、ギラは初代シュゴッダムの王・ライオニールと謁見することになあるんですが…てんてんてん、的な展開。
まぁ公開からもう一週間とか過ぎてるんで多少のネタバレは良いんでしょうが、今回もネタバレは極力ない方向で書いていこうと思いまーす。

まず最初に言いたいのはとにかくセリフ回しが激エモ連発だということ!
これは劇場版だけでなくTVシリーズでも同じなんですが、ギラが天然なんだけど心優しい青年だというのが功を奏してるというか。
普通だったらクサくて受け入れられないセリフでも、ギラが言うと本心に聞こえるんですよねー。
今作でもそれは遺憾なく発揮されておりまして、あ、さっきの説明で「見知らぬ女」と言いましたが、ギラは知ってる女デボニカって人だったんですけどw
彼女の心を揺さぶるような言葉を、ラスボスとの戦いの中で言ってのけるんですよねー。
この言葉がデボニカのみならず観ている客にもまー刺さる刺さるw
でギラだけでなく他の王様たちもハーカバーカに来てまして、各々が自身と関係のあるとある「死者」と出会うんですが、みんながみんな”王様”としての決断を下すのもまたエモい。
おそらく総尺でいうと30分くらいしかないんですけど、えげつない密度で見るものを感動の渦に巻き込む映画でした。
体感1時間って感じ?
途中に出てくるケーキのくだりも好きでしたね…なんでもないことなんだけど、それが実はキーになってたりして。

てか!作品が良かったのも良いんですけど!そのデボニカが!佐倉綾音がやってんスよ!どゆこと!?
…というのはパンフレットの佐倉さんのインタビューを見ればわかるんで怒りとか不満とかではないんですがw
けっこうデボニカは重要な役どころで作品内でもけっこうな出番なんですけど、いやーさすがの演技でしたねー。
稲田さんとか知り合いが特撮に出てくるのはよくあることですが、それはあくまで声でのこと。
知ってる声優(というか元事務所の後輩だしw)が俳優として出演しているのはなかなか見ないし、約半年間キングオージャーに触れ続けてきた主要キャスト陣に負けない存在感でいたのは素晴らしかったと思いました。
…声優って、とんでもないターンに入っててきません?アフレコするだけだと思ってたんですけどw


続いてギーツ、


ギーツはギーツで好きな内容でしたねー、序盤は「TVでふざけられない分映画でふざけに来たのか!?」と思いましたけど、着地は素晴らしかったですw
その「ふざけ」の要因が、TVの予告でもやってた「英寿が4人になる」ってヤツなんですけどw
これまで最強・そつのない完璧人間的にTVでは描かれていた英寿が分裂することでコミカルなキャラクターになりまして。
まぁそこにも理由がちゃんとあるんですが、これがTVと映画のメリハリのひとつになっていたのかなーと。
TVの方って人の生き死にとかにけっこう言及したりしてて殺伐としてるというかかなりハードで真面目な展開が多くて悲壮感さえ漂うというか…息つく暇がない感じなんですけど、それを払拭するくらい今回英寿を4人にしたことで笑える楽しい映画になってます。
ただ…コミカルなだけじゃなく「英寿を4人にした理由」がちゃんとあることもすごい。
今作の敵もかなりコミカルですしねー、チョコプラ長田さんと元ルパンイエローの工藤遥さんが今作の敵として出てくるんですが、「神殺し」なんて異名を持ってる割にはキャラが軽い…というかチャラいんですよねw
この辺が実はギーツの根源である「ゲーム」と関係しててそこも面白かったですねー、二人もゲーム感覚で悪事働くし。

あとこの映画でなにが素晴らしかったかって、ヒーローショーにおける「仮面ライダーってそういうことだよね!」っていう部分を大事にしてくれたこと!
ライダーといえば、悪の秘密結社に改造され、脳改造前に脱出したことで「敵と似た見た目なのに正義の心を持つダーティヒーロー」というのがベースのコンセプトでして、変身過程で一瞬顔が映るときに改造手術の痕が出て、それが涙の流れた跡のように見える、とか悲哀に満ちたヒーローではあるんですが…それでもヒーローなわけで。
テレビを見たちびっこがショーに行って、ピンチになった仮面ライダーに「がんばれかめんらいだー!」ってのが僕はとても好きなのですよ。
前述の「悲壮感」はTVでやってるギーツとして、映画はそのショー要素を取り入れたお話づくりになってるところがすごく好きでした。どちらも仮面ライダーにとってとても大切なものだと思うので。
またそれをやるのに世界観を壊すことなく、ギーツならではの設定をうまいこと利用してるのもとってもよかったですねー。
最近テレビではめっきり見なくなった福くん…じゃない、ジーンの使い方も上手かったし。
今作劇場版のフォームも、この映画でしかできないフォームになってたのもよかったポイントの一つでしたねー。


ということで、遅れて観に行った割にはめっちゃ楽しんで帰ってきた劇場版仮面ライダーギーツとキングオージャーでした。
特撮がアツい年は良い年。
この流れに乗って、今作で初顔出ししたガッチャードも面白くなーれ♪
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