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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

キミが、憂鬱

別に誰かを見ていて憂鬱な気持ちになったとかそういう話ではなくw
先週公演していた劇団東京都鈴木区の第6回公演『キミが、No.1/デカ長・園田獄太郎の憂鬱』を見てきましたよ、って話。

鈴木区ってのは以前『ヒーローアゴーゴー!』という舞台で声の出演をさせてもらった劇団さん。
ゴーインブルー…戦隊の声は…舞台でやるだけでも楽しかった……
その鈴木区の第6回公演は短編コメディ2本立てというお得感満載な内容。
タイトルが『/』で区切られてるのは2本あるからなんですな。
そのタイトルを混ぜ込んだ結果…今日のタイトルがなんか憂鬱な感じになった次第w

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ざざん。

写真は今回の公演の当日パンフと名刺サイズのチラシ、それに手前にある名刺みたいなのは『デカ長・園田獄太郎の憂鬱』に出てくるキャラクター・六田法助(むつだ のりすけ)の名刺。
余ってたらしく見終わったら記念にくれましたw

そんなプチプレゼントももらった舞台の感想をば。


まずは先に上演されていた『デカ長・園田獄太郎の憂鬱』の方から。

とある山荘で起きた殺人事件…額を凶器で一突きにされ死んでいたオーナー。
そこにやってくるベテラン刑事・園田獄太郎。
犯人は誰か…宿泊していた客たちに事情聴取をし、事件の真相を探る!


…みたいな内容。
ミステリーを交えたコメディ…なんですが、なんでもこのお話、鈴木区さんで過去に上演している『時給探偵』というシリーズのスピンオフなんだとか。
あいにく僕は『時給探偵』の方は見たことがなかったので楽しめるか不安もありましたが、そんなものは杞憂でした。
登場人物は死んだオーナーも合わせると全部で7人出てくるんですが、まー7人とも個性が強いw
中でもやっぱり園田獄太郎…デカ長のインパクトたるやそーぞーを絶してやんのw
『西部警察』の大門がかけてたようなサングラスにパイプを咥え、いわゆる”昭和テイスト”満載な見た目。
でもコレが演じてる山口征秀さんがクッソ似合うw
アレは…なんなんでしょうねw
他にも見るからに鼻持ちならない弁護士とか、声が震えっぱなしのシャンソン歌手とかもう個性の大バーゲンw
よくこんなメンツでちゃんとした話が作れるな…と思うほど。
オーナーの『死因』に関しては若干ムチャな部分はありますがw
コメディであることを考えれば全然許容範囲内。
むしろそこに持って行くまでの作りが良いので、そんなムチャな殺し方をちょっと「なるほど…そういうことか」とか思ってしまった自分を問いただしたいくらいw
これ一本でもお腹いっぱいなくらい笑って、聞き入って、堪能出来る舞台でした。


…がなんともう一本ありましてw
こっちは『キミが、No.1』というタイトルの…ラブコメ。
実際前情報も『鈴木区が』『鈴木区”らしい”』『ラブコメ』をやる、くらいにしか聞いてなかったので、正直面食らいました…まさか、サイボーグとはw

雨の日。
外出したヒロイン・好実を迎えに行った主人公・カズトは、その道すがら交通事故に遭って帰らぬ人に。
涙にくれるヒロイン…そこに現れる高校時代の先輩。
「カズトに会う方法なら、ひとつだけあるわよ…?」という先輩が連れてきたのは、彼女の手によりハンダゴテでサイボーグ化されたカズトだった!?


みたいなストーリー。
確かにラブコメですね、サイボーグとハンダゴテが出てこなければw
でもそこが鈴木区テイストなんですよね〜、死で分かたれた哀しみもきちんと描きながら、コメディとしても必要以上に笑いを取りに行く。
普通のラブコメだと思ってたら大間違いやで!!w
見る前は『三人芝居』『ラブコメ』っていうから三角関係になるのかな…?なんて思ってたらそんなことはまったくなく。
彼氏がサイボーグだったり先輩が娘だったりハンダゴテがあればなんでも出来たりw
見たこと無いかたちのラブコメでしたが、最後は二人のピュアさが伝わってくる、とっても感動できる終わり方。
良い意味で『思てたんと違う!!』と思いましたw


鈴木区さんはいつも良質…というと大袈裟ですね、僕好みのコメディを描かれるので観に行くの楽しみなんですよね〜。
しかもただ面白いだけじゃなくて、どこか考えさせられたり、訴えてくるモノがあったり。
『やるならこんな舞台』みたいなのが詰まってる気がします。

次回公演は3月だそうなので、興味を持たれた方は鈴木区さんの舞台を是非一度御覧ください〜。
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