お国柄アレコレ2014-01-09 Thu 00:31
世界には様々な文化があります。
それは国によって気候によって人種によって、様々な要因で育まれたもの。 例え違う地域からは奇異な行動に見えたとしてもその場所ではとても重要なことだったりします。 特に年越し。 日本では年またぎのこの刻に108回鐘を撞いて過ごします。 この108というのも一般的には『煩悩の数』という説が有力ですが説はこれ一つではなく、『一年間を表す』(月の12、二十四節気、七十二侯を足して108)という説や『四苦八苦を取り払う』(4×9+8×9=108)という説もあるようです。 そもそも一番有名な『煩悩の数』ってのにしたってきちんと説はあって、「眼・耳・鼻・舌・身・意」をまとめて『六根』のというんですが、そのそれぞれに「好・悪・平」…良い、悪い、普通があってまず18類。 さらにこの18類のそれぞれに「浄・染」…キレイキタナイの2類があって36類。 この36類をさらに「前世・今世・来世」の三世に配当して合わせて108…ということなんだそうで。 今まで「そもそもなんで煩悩の数は108やねん」と思ってたのが綺麗さっぱりなくなりました。 アハ体験!!w これも礎に仏教が根付いている日本だからこその文化ですよね。 つまり…仏教以外の国ではこの考えはまるで理解されないわけで。 「?JAPANはNEW YEARの瞬間鐘を撞くデスカ?WHY?ボン…ノウ?WHAT???」 とか言われてしまっても仕方がないのです。 そしてその逆もまた真なり…ということで他国では全く違う年越しをしているわけです。 今日はネットで見つけた『新年を迎えるために行われる世界の奇妙な伝統的風習25選』を元にその辺をご紹介しようと思います。 25選と数が多いのでまずはズラッと一気にご紹介。 1. 皿を割る(デンマーク) 2. カカシを焼き払う(エクアドル) 3. ブドウ12粒を食べる(スペイン) 4. ひたすら回す(フィリピン) 5. 派手なパンツを着用する(南アフリカ) 6. 108回鐘を鳴らす(日本) 7. 殴りあう(ペルー) 8. 床にアイスクリームを落とす(スイス) 9. コイントス(ルーマニア) 10. 水いっぱいのバケツを放り投げる(プエルトリコ) 11. 牛のことを忘れない(ベルギー) 12. 硬貨を入れてケーキを焼く(ボリビア) 13. パンケーキを食べる(フランス) 14. 一日中スーツケースを持ち運ぶ(コロンビア) 15. 椅子の上からのジャンプ(デンマーク) 16. タルクを塗りつける(タイ) 17. 墓地に泊まる(チリ) 18. 動物にささやく(ルーマニア) 19. パンを壁に叩きつける(アイルランド) 20. 家具を破壊する(南アフリカ) 21. 凍った湖に木を持ってダイブ(シベリア) 22. 金属を溶かす(フィンランド) 23. 人の像を焼き払う(パナマ) 24. 敷居をまたぐ(スコットランド) 25. ひたすら食べまくる(エストニア) さ、いかがでしょう…なんとなくわかるのから気になるのまでありますよねw フィリピンの「ひたすら回す」とかなにをやねんwwwとか思いますよねw これは日本でいう『金は天下の回りもの』的なことだそうで、くるくる回すとはちと趣が違う表現のようです。 …実際になんか物理的に回してるのかもしれませんがw 南アフリカも別に派手好きとかそういうことではなく、下着の色によってその年の運勢を占う風習なんだそう。 ちなみに赤色は「恋の成就」金色は「お金」白色は「安全」となっているそうです。 他にもペルーの危険度とかスイスのその後の床掃除が気になるとかいろいろありますが、中でもMAXで気になるのはやはり…ベルギーの『牛のことを忘れない』でしょうw 農業が盛んなベルギーらしい、日頃お世話になってる牛さんにも幸せがありますように☆ってことなんでしょうが、「牛のことを忘れない」とだけ聞くとまるでほっとくと「あれ…この生き物なんだっけ?」とかなってしまうかのようでw だとしたら牛さん超哀れw そうでないとしてももし心の中が見える人が大晦日にベルギーに行ったらそこかしこから 「牛…」 「牛。」 「牛!!」 「う…し……っ!」 「ウシシッ!」 と脳内で『う』と『し』の文字がゲシュタルト崩壊起こすこと必至な状況に遭遇するわけです。 うーん…よかった心が読めなくてw ともあれ由来を知れば殆どの国で一年を無事に過ごせたことを感謝したり、来年一年も幸多い年になるよう祈ったりと、行為は違えど日本とやりたい真意は一緒なのだなぁ…なんて思えたりして。 文化が違っても同じ人間の考えることってやっぱり変わらない。 人類みな兄弟だと改めて思った次第です。 スポンサーサイト
ネット
|
![]() |
| ホーム |
|