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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

ヒーローは中にいる

ヒーロー…というかスーツアクターつながりで。

先日この映画を見て来ましたよ!!

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イン・ザ・ヒーロー。

まさに『ヒーローの中の人』スーツアクターが主人公の物語。
いいですよね…僕もスーツアクターという職業を知ったのはライダーから、多分『龍騎』あたりからなのでそれほど造詣が深いわけではありませんが、スーツアクターさんたちってホントにすごい!と思うのでこういうふうにスポットが当たる作品が出来るのは本当に嬉しい事。
大好きな職業を皆さんに正しく理解してもらえる機会があるってのはいいことですよね〜。

…って別に僕スーツアクターじゃありませんけどw
声優もスーツアクターと同じく本来『裏方』という要素の強い仕事ですからね…だからこそ余計にそう思うのかもしれません。


さて、物語はスーツアクター歴25年のベテランアクター・本城渉がコナマイキな新人俳優を教育するようなかたちで進んでいきます。
ベテランアクターを演じるのは唐沢寿明さん。
唐沢さん自身もともと東映アクションクラブのご出身で、それこそライダーマンの中に入ったこともある、この仕事とはなにげに縁のある役者さん。
対してコナマイキな新人俳優役は福士蒼汰くん。
言わずと知れた『仮面ライダーフォーゼ』の主人公・如月弦太朗を演じたのは記憶に新しく、この段階で見に行く前から僕のテンションはMAXに近い感じw

で。実際観てみて…僕らの弦太朗が!超ヤなヤツ!!w

や、弦太朗じゃないんですけどw
見た目は福士くんなわけでそれは弦太朗と同じ見た目なわけで、登場してしばらくは違うとわかってても軽くショックでしたよねw
対して唐沢さんは…なんつーんでしょ、すごく自然体というか。
何かを演じてるというよりは唐沢さんご本人のまんまなんじゃないかってくらい自然な感じ。
ホントにこの道25年でスーツアクターやってんじゃないの?ってくらいw
役者さんの凄さを感じましたねー。

でこの映画はスーツアクターが主人公なわけで、他にもスーアク役の方が多数出演してるわけで。
もちろん殺陣をやるシーンとかもありまして、そこがどうなるのかなーと思ってたんですよ。
そしたらまー皆さんすごいのね…キッチリ殺陣もこなしてまかぁカッコイイこと。
一朝一夕で出来るものではないでしょうから相当な稽古を積んだんでしょうけど、それにしたってすごい。
役者さんってすごいんだなーと思いました(二回目w)

映画のラストには唐沢さん演じる白忍者VS黒忍者軍団50人による大立ち回りがあるんですが、コレもまたすごかったですねー。
CGに頼らない人間の動きの凄さというか、スーツアクターさんたちの能力の高さがあのシーンには詰まってますよね。
特撮に限らず時代劇でも使われるような立ち回りの技術ですが、武士じゃなくて忍者なのでまた動きもハデで。
見てて息するのを忘れるくらい見入っちゃうすごいシーンだと思います!!

あとそれに付随する黒忍者軍団のキャスト!
メインではないんですがその50人の刺客の中に、いつも特撮でよくお名前をお見かけするスーツアクターさんたちの名前があるのをクレジットで確認できたのですよ!!
ガッツリ頭巾で顔を覆ってしまってるので誰が誰だかわかんないんですけどw
『あの中に◯◯さんがいたのか…』ということだけで僕はお腹いっぱいですw



と大満足なことも多い映画だったんですが一点だけ個人的にもったいないなーと思うことが。

前情報ろくに入れずに『スーツアクターの映画』というイメージで観に行ったせいなのかもしれませんが…スーツアクターすごい!ってのが最後ボヤけちゃったかなーと。
なんでかといえば、最終的に『顔を出してスクリーンに映りたい』という欲が主人公の中にあること。
もちろん役者なんて目立ちたがりが多いのでそう思うのは自然なことなんですけど、それだと『スーツアクターより顔出しの俳優の方が良い』みたいな描かれ方になっちゃうじゃないですか?
僕的にはどうせなら…『スーツアクターってこんな素晴らしい職業なんだ!』ってのがもっと全面に出された描き方をして欲しかったなぁ…と。
僕ら声優は声の役者で、動きはからきし。
だからこそその動きに特化したスーツアクターさんたちを尊敬してるので…もっと大事に描いて欲しかったという欲がありました。

映画としてはおもしろいのでコレは完全に僕の中だけの欲望なんですけどねw

というわけで久々に特撮以外でとってもステキな映画に触れてきました。
帰ってきて真っ先に、作中で唐沢さんがやってたようにベッドに向かって飛び込みましたよねw
「上手にできん!!やっぱすげぇ!!」とか思いながらw

スーツアクター!最高!!
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