”その人”というお仕事2014-10-05 Sun 00:21
変わった人が好きです。
他とカブらない人。 こだわりを持っている人。 独特の世界観を持っていて他に流されない人。 頭の中に独自の理論を持っている人。 ”常識”よりも大事なものがある人。 まず一般社会では出くわすことがないのが残念ですがw テレビの中なんかでは意外といたりするんですよね。 わかりやすく芸能人でいえば、ウッチャンナンチャンの内村光良さん、とんねるずの木梨憲武さん、所ジョージさんとか。 どの人も自由で、でもどこか偏屈で独自の世界を持っているのがわかる人たちだと思っています。 でもその人達をブチ抜くくらい好きなのが…ラーメンズ・小林賢太郎という男です。 もう何度もブログでも書いてるので耳タコでしょうが僕はラーメンズが好きです。 何がって…簡単な道を選ばないところが。 楽しいことや嬉しい事が困難な道を進んだ先にあることを知ってる人だから、見に行って驚かされたいし驚きたいという欲が出てくる。 一過性ではない作りこまれた世界が、小林さんの舞台公演にはあるように感じます。 そんな小林さんがコントや演劇のために作った美術を展示してくれる催し物が現在開催されています。 題して。 ![]() 『小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展』 そのまんまw でもこの、そのまんまでカッコイイとかカタチにこだわらないところが賢太郎さんの良さなんだと思うのは僕が好きすぎるからでしょうかw 表参道はスパイラルガーデンにて展示を行っている本展は、タイトルの通り小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった数々の作品たちが展示されています。 あいにく撮影禁止だったので言葉で語るしか無いんですが、この美術展は彼の頭の中を覗き見するかのような感覚に陥ります。 ソロコントライブ『Potsunen』などでよく出てくるハンドマイムシリーズの映像で使っていたものの元の原稿が見られたり、実際にコースをつなげて解説みたいなことがしてあったり。 春先に行われていた舞台『ノケモノノケモノ』に出てきた動物たちの展示もあったり。 楽屋の様子を再現したセットが組まれていたり、賢太郎さんのアトリエを再現した作業台が置いてあったり、普段は見られない”裏側”が見られるのはファンとしては嬉しい限り。 作業台自体はこだわりを持って作られているとはいえ、いうてもただの作業台。 でもこの作業台で出力されたアイデアのピースたちが重なり組み合わさって、あの独創的な世界観が作られてるのか…と思うと不思議とこれだけで満たされた気持ちになるのです。 他の場所には全国各地の郷土料理の名前から勝手に想像して作った妖怪たちが飾られていたり、自分で勝手に作った小林賢太郎流の平仮名が並んでいたり。 …もう既に何を言ってるのかわからない方もいると思いますがw 郷土料理って変わった名前のものが多いわけですよ、『ザンギ』とか『へしこ』とか。 それが彼の頭の中でどういうわけか「妖怪にしてみよう」という発想に至ったんですね…それを実際に自らイラストに起こして展示してあるのです。 全部で10匹の創作妖怪たちがいて、最後にはひとつの屏風に全てを描いた『十鬼夜行』なる作品も展示してあるのですが、それだけではなくある角度から見るとアッと驚く仕掛けも施されていたりして…必見です。 自作の平仮名は賢太郎さんが平仮名が大好きだそうで、好きすぎて自分で世の中にない”架空の50音”を作って展示してあるというもの。 それだけでもすげぇなと思うんですけど、自分の中では発音も決まってるんだとかw とっても斬新w とまぁ細かいところまで気を配って作られた作品たちが展示された美術展。 非常に細かいところまで計算されてるなーというのがタイトルの『美術』と『展』の間の空白によって表現されていると思うのは僕だけでしょうか。 美術展じゃないんですよね…あくまで『小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術』『展』なんですよね…細かいことですけどニュアンスが出るんですよねそれだけで… 数々の作品は美大出身だけあってクオリティも高くそれだけで見応え充分ですが、作品を見ながら”作者の内側に触れる事が出来る”美術展は他になかなかないのではないでしょうか。 明けて今日、10月5日まで表参道はスパイラルガーデンにて開催されているので興味を持たれた方は足を運んでみてはいかがでしょうか。 入場無料でこれが見られるのはマジお得だと思いますw お金取って!ケンタロウ!!w スポンサーサイト
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