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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

いったわけだしっ!

劇団鴉霞企画公演カラ×ラボ第一弾『いるわけないしっ!』を見て来ました。

どっかで見たタイトルだなーという方も多いでしょうが元々は劇団東京都鈴木区の作品。
それを鴉霞さんが「やりたいっ!」ということでコラボした、ということ…のようです、憶測ですがw
鴉霞にはヒロアゴ!に出演してた”アテナ”でお馴染み軒峰さん役の山田玲奈ちゃんがいまして、そのへんの経緯もあった様子。
そして先日も書きましたが最近よくブログに出てくる系男子・宝田直人くんも客演というかたちで参戦してたのもあり、観劇するのを決めたわけです。



…なーんて言ってますけど。
単純にこの『いるわけないしっ!』って作品が好きなんですよねー。
霊感のない娘のもとに現れる、明日が初七日なお父さん幽霊・丈助さん。
娘は心霊ビデオを作る会社で働いてて、自身が初めて手がけた作品(ヤラセの心霊ビデオw)にうっかり映り込んじゃうお父さんw
「ホンモノ映り込んでるし!」「売れるー!」「瞳がキレイ!!」
とこの辺のくだりだけでもコメディなのはお分かりだと思いますが、元来人を怖がらせたり考えさせたりするために使われることが多い心霊、という現象。
コレが鈴木智晴の手にかかるとコメディになってしまうという…切り口の斬新さもさることながら、それでいてラストには親子の絆で感動させるという…もう『観て!』としかいえない良い話w

先述のとおり娘にはお父さん(霊)は見えてなくて、でも会社には霊感のある、見える人もいて。
舞台上では見える人・見えない人・見えてる人見えてない人、見えてるフリしてる人…と同じ場所にいるのに状況が違うという不思議な空間が形作られていて。
その様子を我々は全部見えてる状態で見られるわけですね。
でもその『全部見えてる』を逆手に取った演出もあったりして…ホントによく出来てる本だなーと改めて感心しましたw

そして今回と全開で一番違うところといえば…キャスト。
当たり前ですね、違う劇団で公演やってるんだからw
初演を知ってるだけにどういうふうに見えるかなーと不安半分期待半分で観に行ったんですけど、違う人がやるのっておもしろいもんだなーと思いました。
鈴木区って基本的にはあて書きというか…誰がどの役やるかが決まってる状態で、その人らしさとかこの人なら出来る!とかこういう挑戦して欲しいとか、その人がやる前提で書かれているいわば『その人用』のキャラクターとして描かれてることが多いんです。
それをまったくの別人が演じるとどうなるのか…答えは『同じ役なのに違う役みたいでおもしろい』でしたw
キャラクターに新たな生命が宿る、みたいな?
声優の仕事ではほぼないことなのでこういう切り口って新鮮でおもしろかったですねー。

そして上演後は飲み会に参加w
というか
「マジ兄はこの後飲…???」
「……む。」

みたいな流れで連れ去られた、みたいなのが正解なんですがw
その飲みの場でおもしろいものが撮れましたよ。

14122001.jpg
W爽月。

右が初演・鈴木区版『いるわけないしっ!』で主人公・爽月を演じてた戸田早奈美ちゃん。
左が今作・鴉霞版『いるわけないしっ!』で爽月を演じてる山田玲奈ちゃん。
なかなか同じ役を演じる人が隣で一緒に飲んでる姿なんて見かけないですからねー、ある意味貴重な体験をした気がします。

どっちも鈴木区で共演してるし知り合いなんですけどねw


鴉霞版『いるわけないしっ!』は今週日曜まで、西日暮里は戸野廣浩司記念劇場にて上演しています。
鈴木区で見た方もまだ見たこと無い方も笑って泣いていっぱい感情が動くステキな作品に仕上がっています。
興味を持たれた方は是非観に行ってみてください。
詳しくはこちらからどうぞー。

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