間島ディケイド。2009-10-01 Thu 00:19
コメントで指摘されるまですっかり忘れていましたが、昨日9月30日といえば、PSソフト『Memories Off』が発売されてからちょうど10年。
そしてこの作品がデビュー作である僕も、ちょうど声優生活10周年という記念すべき日でした。 うーん、マジで忘れてたw どうも自分の記念日とかは忘れがちでいけませんねぇ。 まぁ9月30日はゲームの発売日だったので当然収録はも少し前にやってたわけですが、思い起こせば、この作品からすべてが始まったんだな~と思うと感動もひとしおです。 なにせデビュー作ですからなにもかもが初めて。 右も左も判らないというのに一人狭いブース(ゲームは一人一人収録するのでスタジオはそこまで広くない事が多いのですw)にぶち込まれて、なんだかわからないうちに収録は終わってるし。 覚えてることといったら当時まだ20歳だったのにディレクターさんに 「う~ん、高校生(の役)だからもう少し若くしよっか」 とかいわれたことくらいw まって!ついこないだまで高校生だったよ俺!!w なのになぜ高校生らしさがないの俺!?w 四苦八苦しながらあの時演じたあのキャラクターを、10年経った今でも演じられている幸せ… 見た目はだいぶ変わりましたがw しかも実は僕、この『Memories Off』が、はじめて受けたオーディションでもあったんです。 収録したときよりももっと右も左も、それこそ前も後ろも上下さえもすべてわからない、といっても過言じゃないくらい真っ白な、何も知らない状態で…正直自分がどう演じたのかとかまったく覚えてませんがなぜか受かり。 事務所に所属して声の仕事を始めたその年にもう名前のあるデビュー作を戴いて。 …当時はあまりにトントン拍子に事が進むし、周りから『そんな楽な仕事じゃないぞ』みたいなことをいわれてたせいで 「ぜったいいつかものすげー悪い事が起こる……世の中こんな上手い話があるわけない」 とずっと思ってましたw そして……あれから10年。(きみまろ風) 「割れている」と舞台上で晒された腹筋も、今は見る影もなくw 未来訪れるであろうと脳裏に描いた嫁との幸せな生活も、未だ訪れないww トントン拍子に怯えたあの少年は、今はドンドン増える無駄なお肉に怯える毎日www なんだ、やっぱりそんなうまい話なんかないんじゃんw かといって悪い事ばかりでもなく、たくさんの面白い友達に囲まれて毎日楽しく生きられてるし、お仕事だってこうやって続けられてる。 普通に生きてちゃ挑戦することもなかったことも沢山経験させてもらいました。 お仕事してても生きてるだけでも、楽しい事辛い事、いろんなことがありますけど、この10年で起きたそれらすべての出来事も、今の僕を形作っていて 「生涯勉強」 「人生に無駄な事なんてない」 なんて言葉もホントなんだな~と思いました。 10年てある種の区切りの年だと思うんです。 切りの良い数字だから振り返りやすいってのもありますけど、「10年」という月日があれば、かなりすごいことだって出来る。 ライダーをごらんなさい、『10周年』という意味のディケイドだってあれだけ僕らを楽しませてくれた。 くれたっていうかまだ劇場版残ってるけどw 区切りの10年で、これまでの自分を確認して、次の10年に生かす。 まったく気付かず見てましたが、昨日昔のデータ引っ張り出して写真見たのももしかしたら神の思し召し的ななにかだったのかもしれないですね。 『なるのにまず一苦労。なってから続けるのにはもっと苦労する』なんてことをよくいわれますし実感もしてますが、だからこそこうやって声優を続けられていることに、本当に感謝したいです。 10年もやってると後輩も沢山出て来ますしね~。 これからは後輩のことも見つつ、先輩としても一人の役者としても、しっかりと地に足着けて生きて行きたいと思います。 そして考えてみたら4月に始めたこのブログもちょうど半年。 半年間…毎日書いてたんですねぇ……くっだらないことばっかりw これからも、ブログともども宜しくお願いしますm(_ _)m スポンサーサイト
日常
|
![]() |
| ホーム |
|