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間島淳司の日常をプロデュース!!

エロスとタナトス

『ワイドナショー』見てたら武田鉄矢さんが超興味深いことを言ってました。

昨今話題になっている事件を扱った時に出てきた内容で、まぁ…ざっくり言うと少年犯罪に関するお話。
細かく説明すると小難しくなるから端折りますが、曰く

『エロスとの遭遇が遅い子はタナトスに惹かれる』と。

タナトスというのは”死”のこと。
ギリシャ神話に出てくる死そのものを神格化した神から来てる言葉です。
エロスは説明するまでもないですね…こちらもギリシャ神話から来てますが、恋心と性愛を司る神のことです。

エロスとタナトスは密接な関係にあって、思春期にエロスが登場しないと少年の心はタナトスに魅了されます。
武田さんが言ってただけのことで特に調べたわけではないので『絶対正解!』とは言いませんが、確かに思春期にエロに興味を持つ、というのは人間のシステムとして至極当然のことです。
エロスに惹かれないとなんでタナトスに惹かれるのかはよくわかりませんが、その”エロスに惹かれなかった分の衝動”がタナトスに向くんだとしたら、確かにその先には異常犯罪であるとか良くない結末が待っているように思えます。
そしてエロスに向く時間が無い分、彼らは勉強に集中することが出来…非常に賢い子になるんだとか。
言われてみれば思春期以降勉強に集中できないのって勉強しなきゃいけない時に余計なことばっか考えてるからってのがデカい気がしますよねw
教科書よりエロ本読みたかったりw

現代社会は情報社会です。
スマホやパソコンなんかで手軽に情報が入手できる代わりに、手軽になった分だけ『求める』という衝動は薄れているように思います。

人間は手に届かないものを求める性質があると思っています。
僕らが思春期の頃はパソコンもスマホもなく、エロアイテムは自分の机や部屋、なるべく見つからなさそうなところに隠すしか術がなく、エロを欲する気持ちとなんとか折り合いをつけたり工夫して手元に置く方法を模索した覚えがあります。
アニメの録画しまくって並べまくってあるビデオテープの中に、友達から回ってきたアダルトビデオをそっと忍ばせたり。
本棚の普通のマンガの奥の奥にエロマンガがしまってあって、一見乱雑に積み上がってるように見える本たちにも上手いこと引き抜ける手順みたいなのがあって、取り出しやすいんだけど取り出しにくそうな場所にしまってみたり…

…僕のエロ思春期の話はどうでもいいんですがw

番組内で武田さんは『清流の中では稲は育たない。泥の中でこそ育つ』と、少年の成長を農作物に例えておられましたが…
そういった”秘めなければならない事情”に学校や親には教えてもらえないからこそ生まれる『自分なりの工夫』というか、”考える”という能力を養ってもらったのかな、なんて気もします。
まさに『泥の中で手に入れた力』というか。
そう考えると今の子たちはどれだけ規制されてもスマホを使えば簡単にエロに遭遇できるし、データだからしまう方法も考えなくていいし、一見得してるようにも思えるけど実は損してるのかなーなんて考えたりして。

最終的に武田さんは『息子の部屋からエロ本見つけたら、親は喜ぶべき』と話を結んでいましたが、手軽に手に入る分強い衝動が生まれず、エロスではなくタナトスに向かう子どもたちが増えていくんだとしたら…それは由々しきこと。
また昨今は草食系であるとか無気力な青少年が増えている傾向があるようですが、みんながみんなそんなわけはなく、エロスに惹かれなかったけど何らかに向く衝動は持ち合わせている子がタナトスに向かったら…非常に危険な気がします。

子ども側の問題だけではなく大人側の問題でもあり、どうするかはすぐには決められないかもしれませんが…エロスに興味を持つことで何かが解消されるならば、良識の範囲でエロくなったり親にヒミツを持つことも必要なのかな、と思います。


エロスとタナトス…性愛と死。
言葉遊びとしては『生と死』ならぬ『性と死』といったところですがw
子を成す行為でもある”性”とは、まさに『生きることへの渇望』でもあるのかもしれません。
子どもたちよ…エロに興味を持つのです。
それが明日への活力に繋がるのだから。






だからといって36歳になってもエロに興味ありすぎるのもそれはそれでどうかと思いますけどねw
僕のエロ心は…いつなくなるんだろう。


……あ、ムリだな、この世におっぱいとニーハイがある限りはw
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