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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

なにが好きなの?



先日飲んでる時にたまたま隣に座った人に「特撮の魅力」について聞かれました。
大人になるに連れて卒業する人が多い特撮という世界…子供向けに作られてるんだからある意味当たり前っちゃ当たり前なんですが、それでも卒業しない理由…その魅力。
それはなんなのかと。

その時は「子どもに向けてだからこそある、『大切なもの』が詰まってる」と答えました。
悪いことは悪い、仲間は大切にしろとかそういう…”生きる上で大切にしなきゃいけないこと”が特撮の世界にはある、と。
もちろんみーんな知ってるはずのことだと思うんですけど、社会に揉まれて疲弊して忘れかけていく大切な気持ち…
子どもたちに向けて作ってるんだけど忘れかけた大人たちこそ見ると『はっ!?』とする何かがあるんだと思います。

…という興味ない人でも「見てみたいなー」と思うような説を述べておきましたw
興味持って見てくれたら嬉しいしね☆
でも内側には…もっと細かくてマニアな見方があるんですよねー。


どんな趣味もそうだと思いますが、好きなものの中でも”好きなジャンル”というものが存在します。
鉄道ファンで考えるとわかりやすいかと思いますが、電車の写真を撮りたい『撮り鉄』、電車に乗りたい『乗り鉄』、電車の音が大好きな『録り鉄』などなど…同じ鉄道ファンというくくりの中でもジャンルは多岐にわたります。
僕の好きな『特撮』にもそういうものは存在すると思ってまして、演じている役者さんを追っかける人、スーツアクターさんが好きな人、ヒーローショーを見たい人、オモチャを集める人などなど…こちらも分けるとすごいジャンル。
そこで自分はどこに所属するのかなぁ…と、『特撮のどこが好きか』を改めてみました。
いくつかあるのでざっとご紹介。


・撮影した場所に行って同じアングルで写真を撮りたい
・変身ポーズをマスターしたい
・作中に出てくる変身アイテムが欲しい


僕が思う「特撮のここにコダワリあり!!」ってのはこのあたりかなーと。
あ、『物語を楽しむ』ってのは大前提なので除外してますw

写真はいわゆる「聖地巡礼」ってヤツですね。
ブログやってるからってのもあるんですが、同じ場所に行って撮影に使われた場所見てみると『ヒーローたちがここに…(ごくり)』みたいななんとも言えない気持ちになるのが好きです。
テレビ画面の中の世界だった場所が、僕の生きてる世界と繋がる感じというか…同じ場所に立ってるってことは、ヒーローはこの世界にもいるんじゃないかという倒錯、みたいなものもあるのかもしれないですね。

変身ポーズは人に披露することはないし披露したいとも思いませんが、キレイに変身ポーズできるとテンション上がるんで覚えたいのですw
僕も役者の端くれ、ポーズに関しては動きのキレとか細かいところまでこだわり出すので本気でやるとすっごい汗をかきますw
元を辿るとライダーの変身ポーズは、殺陣の二刀流と日本舞踊からヒントを得て誕生したそうなので、どちらの要素も入って見栄えまで考えたらそりゃあ一朝一夕にマスターできるものでもなく…素人が手を出すにはトンでもない運動量なのですw

変身アイテムは…上の変身ポーズにも連動してくる趣味ですが、せっかく覚えた変身ポーズ、より”変身してる感”を欲するとすると実際に音の出るオモチャが欲しくなるのですw
買い始めたきっかけは『仮面ライダーディケイド』のベルト・ディケイドライバーで、当時「おもちゃとしてとんでもなく出来が良い」と巷で評判でした。
ディケイドライバーはカードをスキャンして変身音が鳴る、というシステムで、ホントに入れるカードによって違いを認識、カードごとの固有の音が鳴ったんですよねー。
子ども向けのおもちゃにしては出来があまりに良く話題になってたわけですが、ずっとライダー好きで見てきたけどおもちゃにまでは行ってなかった僕の心に「ほう…そんなに出来がいいんなら」と微かな火を灯すには十分な理由でした。
それ以後ベルトを買うようになり、古いベルトも中古ショップに見に行ってつい買ってしまったりと今に至るわけですが…当時は変身ポーズ云々は関係ない理由だったんですねw


同じ作品を見て何を感じ取るか…なんてのは人それぞれ。
違うところを注視してるんだから違う魅力を見出すのは当然で、自分と違うところに魅力を感じてる人がいたとしてもそれを否定することはありませんよね?
そんないろんな魅力があるステキな作品、ってことなんですから。

僕にとってラッキーだったのは、それを共有する仲間がいること。
同じ特撮好きでも違うジャンルに造詣が深い人がいて、その話を聞くと素直に「そんな世界もあるのか、すげぇ…もっと教えて!」となる気持ちが僕にも仲間にもあるから、こうして楽しく見てられるんだと思います。

別に特撮に限ったことじゃなく、すべての生み出される作品にはそういうものがあると思います。
皆さんは皆さんで、好きなものの”どこが好きなのか”を考えて見て下さい。
新しい発見があるかもしれませんよ…?
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