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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

なりたいようになればいいじゃん!

皆さんは「なりたい自分」ってどうお考えですか?


学生だったら大人になったら就きたい職業とかですよね。
それ以外にも憧れの人とか人としてどういうふうにあるべきとか、年齢性別関わらずいろんな”なりたい自分”があると思います。
我々の仕事でいえば、まず『声優になりたい』というところから始まり、『この仕事で食っていきたい』『いっぱしの役者になりたい』『先輩みたいになりたい』『表現者でありたい』みたいな感じで変遷していくんですかね?
各々の細かい解釈はお任せしますw

その中で最近よく思うのは『先輩』というワードについて。
僕も今年で芸歴17年目、そろそろ立派な先輩像みたいなものを考えてもいいのかな、どういう先輩でありたい、みたいなことを考えてもいいのかな、と思っています。


役者の世界は運動部並に縦社会が厳しい、なんて言いますが、最近はそこまででもない印象。
もちろん長く続けていらっしゃる先輩は素晴らしいですが、『長いから』すごいのではなく『長く続けられるなにか』を持っていることが素晴らしいわけで。
先輩と相対する時に一番見るのは「この人はなんでこんなに長い間一線で戦えるのか」という部分。
それぞれの素養、持っている武器によって戦い方・生き方は違うので全部は使えませんが、参考になりそうな部分はどんどん盗んでいこうと思っています。

そこで身近にいる、僕に良くしてくれる素敵な先輩のことを考えてみました。
名指しで褒めるのもなんか悔しいんでふんわり名前出さずに褒めますがw

とある先輩は、自分の楽しいことを追求し人をあっと驚かせることに喜びを感じ、そこに向かって真っ直ぐ前に進み続けるタイプ。
とある先輩は、圧倒的な自信とそれに見合う裏打ちされた実力で光を放ち後輩を照らしてくれる、世が世なら王にでもなってそうなタイプ。
とある先輩は、与えられた役割を理解しつつそれに100点以上で応え、かつ皆を引っ張ってくれるタイプ。

様々な先輩がいますがどの先輩も違う魅力がありとっても素敵で尊敬に値する方たちばかり。
そういう先輩とお話をしてると得るものも多いんですが、大体の方から「もっと欲を持て」と言われます。
強い欲が強いエネルギーを生み出し、前に進む原動力としてここまで進んでこられたんでしょうね。
そういう方たちから見ると…僕の生き方は実に消極的に見えるようですw


役者に限らず人前に出る人は太陽のような強い光を持っている方が多くいらっしゃいます。
圧倒的な輝きで見る者を釘付けにするパワー、それはまさに太陽の光。
人が生きるには太陽は不可欠なわけで、様々な神話にも太陽神が存在し、どれもまさに太陽のごとく強い力を持っています。
エジプト神話のアトゥムなんかがわかりやすいですかね、なにせ原初の水から自ら生まれ、他の神々を創造してるくらいですからw
神様までとはいいませんが『人前に立つ以上強く輝け』ということなんだと解釈して先輩の話を聞いてます。

ただこう……僕の性格からするとそれは難しい注文だな~って思うんですよねw

基本的には僕は、目立つこと無く静かに暮らしたいと考えています。
この仕事に就いたのも目立ちたいとか認めれたいとかではなくて、アニメが好きだったからだし、目指した頃はまだまだ裏方的イメージが強く、ひっそりと好きなことに携わっていけたらいいな、くらいでした。
そう、まさにひっそりと…強い光なんて求めてもないし放ちたいなんてことは微塵も思わない。
僕は裏方に…作品の歯車になりたいのです。
それでも先輩という立場になり、少しは先輩らしさみたいなものも持ってないとなーと思うわけで、そうなるといつまでもひっそりとか歯車とか言ってる場合でもなくw
どうにか自分らしい”光の放ち方”みたいなことを考えるようになりました。

…つっても太陽みたいに強い光はヤなんですよね…ほら、太陽って日焼けさせられるでしょ?
肌の弱い僕みたいなタイプにとっては真っ赤になって皮剥けるだけでいいことないんですよねーw
光は放つけど、人に優しい感じ…太陽と対比させるなら月なんでしょうがそんなおこがましい例えもアレだなーと思いまして……なんとなくぴったりな表現を見つけました。




僕は、ハロゲンヒーターみたいになりたいw




暖かいけど太陽ほど強くもなく、効果範囲も狭い。
近くに来ないとあったかさがわかんない…けど近くに来ればあったかい。
なにより人が作ったものだからスイッチひとつで役に立ったり立たなかったりする。
人間に言い換えれば『手に届く範囲にしかいいコトできなくて、離れてるとなんか怖かったり冷たかったりすることもあるけど、聞かれれば必要なことを教えてくれる』。

…すっごい僕っぽいw


みんながみんな、強い光を放たなくてもいい。
身の丈にあった”輝き”で、これからも少しずつ一歩ずつ前に進んでいきたいと思います☆
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