マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

仕事の流儀

最近テレビではけっこうマジメな番組を見ることが増えてきました。

発端は仕事前に垂れ流す感じでつけてた『ノンストップ!』で料理コーナーがあって、それ目当てで番組を見出したこと。
番組内で取り上げられる様々なゴシップ・ニュース、特集なんかも一緒に見てて、だんだんと事情に詳しくなってったこと。
知れば知るほど『ニュース』というカテゴリではなく『現実社会で起きているドラマ』みたいな感覚になって、面白くなってきたこと。
先日の謝罪がどうこうなんてのもこういった流れでワイドショーだったりニュースだったりを見る機会が増えてきたから出てきた内容ですよね。

昔っからバラエティやアニメなど、いわゆる娯楽に関わるものをたくさん見る方なので、こういった番組って「なにがおもろいねん」と思って興味持たなかったんですよねー。
でも最近は「マジメな話もおもしろいな」なんて思うことが増えてきました。
人はこうやって大人になっていくんですね…38歳がなに言ってんだって感じですけどw
そこで!今日は最近おもしろくなってきた「マジメな話」に挑戦してみたいと思います!
ただ政治関連とか現在起こっている社会的問題に触れるのはあまりにリスキーなのでwもっとライトなところのマジメな話でもしてみようかと。
そうですね…『仕事』をテーマに話をしてみますか。
普段なかなか話すこともないし、皆さんからしてみれば謎も多い業種だと思うので、仕事のスタンスとか取り組み方とか話すのもおもしろそうですしね。


僕の仕事は『声優』という仕事です。
声優といえば声を扱った役者業、ボイスアクターなわけですが、最近では歌ったり踊ったり写真撮られたりなんだりかんだり、その業務内容は多岐に渡るようになってきました。
ホントにね…僕が目指した頃はそんな仕事になるとは思ってませんでしたからね…ただのクソオタクが「アニメの仕事に就きたい!」「お芝居楽しい!」みたいなノリでなってるから、人前に出て何かするなんてことは想像もしてませんでしたよ…
養成所とかで教えられてないことが仕事になってるケースも多いですしね、意外とタイヘンなんですよ今声優になるのってw

基本的にはどのようなお仕事も断らない主義でやってるので求められればなんでもやるつもりでいますが、場合によってはお断りさせていただくものもあります。
もちろん「ただなんとなくヤだから」とか「そんなの声優の仕事じゃねぇじゃん!」とかそんな理由で断ることはありません。
僕の中で明確な『ルール』が存在します。
それは…”プロとして取り組めるかどうか”です。

我々のお仕事は声優。
様々なことをやり最終的にはお金を戴くわけです。お仕事なんだから当たり前の話ですがw
その我々に報酬として支払われるお金はどこからくるかといえば、それはもちろんクライアントさんからであり、もっといえば作品や作り上げたモノを好きでいてくださるファンの方々からであるわけです。
求めるファンの方がいないものは作っても意味がなく、娯楽として成立しない。
成立しなければ収益は見込めず、赤字になるなら産業として成り立たないわけで、そんなものにお金をかけることは出来ない…それはアタリマエのこと。
だからこそ、ファンやクライアントが求める存在であること、それが仕事をするということだと思います。

求められるためには自分の中になにか誇れるものが必要で、そのためにいつだって自分を高めることが必要。
僕らも人間ですしプロとして活動してますが、別にすべてがカンペキであるわけではありません。
だからこそ、”今の自分”がプロとしてお金をもらっても良い何かを表現できるか、そこが判断基準です。
プロとして満足のいくパフォーマンスが出来ないな、と感じたら、それがどんなに魅力的な仕事でも受けてはいけないと僕は思っています。
逆にいえば、不慣れなものでもプロとして取り組むことが出来る、と判断出来るなら、僕はそれがどんなものでも受けようと思っています。

こういう話で「仕事を断る」「断らない」みたいな話が出るとたまーに誤解を招くことがあるんですが、ご覧のとおり僕らは基本受け身の仕事です。
どこかからのオファーがないと仕事は出来ません。
アニメなら誰かが作った物語がないと仕事は出来ないし、イベント、ラジオ、どの仕事をとっても『誰かに求められてから』でないと僕らは仕事をすることが出来ません。
作品作りをする際に求められる存在であるためには、「この人なら役を活かしてくれる」「よりステキに輝かせてくれる」と思える役者であるということ。
声質だったりお芝居だったり様々なものが判断基準になるでしょうが、ひとことでいえば「役に合ってる」と思われることが第一であり必須条件です。
そこをくぐり抜けたら今度は思いに応える番。
役者として戴いた”信頼”を全て声に、芝居に乗せて、原作の先生やクライアントさん、ファンの皆さんが「この人でよかった」と思えるような役作りをしていくこと。
その積み重ねが仕事をし続ける秘訣だと思います。

役を戴いて現場で仕事をする際にいつも感じるのは、いつだって僕らは後から追いかける存在であるということ。
役を表現すると思うと先頭に立って作り上げているイメージを持ちがちですが、僕らが演じる前に原作の先生だったりファンの人々の中にあるイメージだったり、僕よりも物語やキャラクターをずっと理解している人がいるということ。
これを忘れてはいけないと思っています。
僕のほうが知らないんだから、僕より知っている原作の先生だったり監督だったり、先人の意見をきちんと聞いて、自分の中のイメージに縛られずにキャラクターを造形していこう。
そのためには他人の意見に素直に耳を貸せる柔軟な心と理解力、それを即座に体現できるスキルが必要で、それこそが声優として一番大事な資質なんじゃないかな、と考えて仕事をしています。

そんなこと考えながら仕事してるですけど、そういうのあんまり表に出して仕事しないもんだから、たまーに「間島さんこの作品好きじゃないでしょ?」とかスタッフさんからあらぬ言いがかりをつけられることもあります、主に飲みの席でw
ちゃうねん!現場で大人しいのはそこが仕事場だからで!
遊んでて上手に役を演じられなかったら「あの時遊んでたせいだクソ!」って自分が許せなくなるからなんだって!!
楽しそうじゃなく見えてるんだとしたら必死なだけなんだって!!!w


我々の場合様々な場面でポイティブな表現をすることが多く、皆さんから「いつも楽しそうだなー」なんて印象を持たれることが多いですが、裏側では優雅に泳ぐ水鳥が水面下では必死に泳いでいるが如く、見えないとこで様々な努力をしているんだということです。
楽しそうに好きなことやってるように見えても、あくまで仕事…生半可な取り組みは皆してないんだゾ☆だといことですね。
もちろんホントに楽しいし辛いのガマンしてやってるわけじゃないですけどw
”楽しい”を維持するために、努力を惜しまず活動してますよ、というお話。

見えてる部分がすべてではないというか、そこを見て「…てことは裏で相当な努力も…」という想像力を持って見ていただけると、より一層その人のことが好きになれるんじゃないかと思います。
そんなことを、仕事を通じて仲間の姿を見ていると強く感じるのです。



…ホントにマジメな感じの話になりましたね…やりゃ出来んじゃん、自分w
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