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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

輝ける明日!

皆さん…遂にこの日を迎えてしまいました……

『仮面ライダーBLACK RX』最終回ッ!!

もう30年近く前の作品であるにも関わらず僕にたくさんの感動とボケを与えてくれたRX…そしてクライシス帝国。
時に理不尽で、時に強引で。どうにも整合性がとれない瞬間が多々あったのは、逆に約30年という歳月がもたらした”今見るとそうだよね”だったのかもしれません…見たのが当時じゃなくて今で本当に良かったと思っています。
そのくらい面白かった。

せっかくなので今日はネタバレを恐れず、しっかりと彼らの結末をお伝えしようと思います。
ツッコミを交えつつw





最終話一話前、46話の段階で地球侵略軍の将軍・ジャーク将軍はRXによって打ち倒されました。
遺されたマリバロン、そして査察官のダスマダー。
哀しみに暮れるマリバロンに対し「ジャークごときの死を悲しんでいる場合ではない!」と叱責するダスマダー。

だから言ったじゃない…もっと前から協力しあって戦ってれば勝ちの目もあったかもしれないのに…何人も最強怪人も皇帝からもらったのに1vs1で戦わせるから、最強怪人も3人の隊長と将軍まで失うハメになるんだよ…
査察官ならしっかり監視して注意してやれよダスマダーw

そこで2人はようやく一計を案じ、RXを『皇帝との1対1の会談に応じろ』という名目で地下要塞に連れ出し、そこで要塞を爆破、RXを打倒するという作戦を立てます。
使者としてRXの前に現れるマリバロン。
要求を受け入れ一人敵地に赴く決意をするRXこと南光太郎。
1対1の会談、と言われている上「絶対に罠だよ!」との仲間の言葉を振り切り、相手の誘いに応じたRXの決意に対し、10人ライダーや仲間たちは着いていくことは出来ないのです…。
そこで小さくアマゾンに合図を送る1号。何か秘策があるのか…!?

場所は移り地下要塞での会談。
ようやっと姿を表した皇帝は高いところにあるデカい顔に、なにやら触手的なものがうようよついてる明らかに人間ではない姿。
まさに『怪魔界の支配者』といった様相。
そこで会談を行うRXの後を、実はこっそり着いてきていた10人ライダーと仲間たちw
着いてこれちゃうのかよ!セキュリティどうなってんだよw
アマゾンを先頭に10人ライダー+人間の仲間が3人ほど、ぞろぞろぞろぞろと……ねぇホントにこの要塞の警備大丈夫?セコムしませんか?w

そうとも知らずに始まる会談の冒頭、いきなり皇帝が仕掛けます。
「お前の能力を高く評価している」「サーの称号を与え、地球の支配を任せても良い」
いきなりの勧誘ー!!w
今までさんざん命狙って戦い続けて、地球を守り続けてきたRXがそんなもんに乗るはずないのにw
まぁ悪の美学『最後のチャンス』なんだろうね、と見守っているとRXが結論を出す前に割って入るマリバロン。
マリバロンはジャーク将軍の無念や仲間の隊長たちを打ち倒したRXがサーの称号までもらいクライシスに来ることがどうしても我慢できない様子。
結果的に皇帝に楯突くかたちになり、皇帝自ら処刑。
「こうたろー!!!」と断末魔を上げ、マリバロンは消滅していきます…が、キミを殺したのは皇帝なんだから断末魔で呼ぶ相手間違ってるよね?w
あと光太郎、まだ返事してないから。断るかもしんないじゃんw

そしてマリバロンが死に、話は再び勧誘へ。
光太郎は皇帝に言い放ちます。

「バカげた話だ!!」

それみろマリバロンー!!w
先走るから皇帝に裏切り者扱いされて殺されちゃうんだよー!悲しい結末。

かくして交渉は決裂、戦いになりそうな気配の中こっそり見ていた10人ライダー達が割って入り、いざ決戦!…となるかと思いきや。
ダスマダーは『地下要塞を爆破する』という作戦を立てていましたよね?
予定通り爆破、なにもすることなく爆炎に飲まれていく光太郎以下ライダーたち…
RXを倒した!と高笑いを上げるダスマダー。
しかしRXは死んではいなかった!!…ってこの展開何回やれば気が済むのか、ってくらい見てきましたけど最後まで学習しませんでしたね…RXはバイオライダーになれるからやばくなったらそれでいっつも逃げてたじゃんw
そしてクライス要塞内で最後のバトル!

ダスマダーは戦いながら、最後に決定的な事実を突きつけるため、要塞を動かしていました。
向かった先は…彼らの故郷・怪魔界。
「外を見ろ!」と言われRXの目に映るのは、どこかで見たことのある青い星…そしてその中に弓形の島国を発見。
「あれは…日本列島?」
ダスマダー曰く、怪魔界は地球の影、双子の星であり運命を共にする星。
2つの星でバランスを取っていたのだが突如怪魔界は秩序を失ったそうで。
その原因は地球が高度成長期を迎え急速に汚染が進み、その汚染物質が怪魔界に流れ込んだからだというのです。
つまり我々人間が地球を汚した結果が、クライシスの地球侵略につながっていると…この侵略は我々人間が招いたものだというのです!
なんという…時代を映した話の展開…!!w

もちろん根拠はなくそっくりな星を見せられただけ(なんなら移動もしてなくて地球見せてテキトーなこと言っただけかもw)のRXは「怪魔界が衰えたのはクライシス皇帝の横暴な政策の為だ!」と否定します。
それでもダスマダーは引きません。

「RX!我らが50億の民と共に地球に移り住むのを人間共は反対できるのか!?」

最後のダスマダーのプレゼン。悩むRX。
もしも彼の言うとおり、地球の汚染が原因で怪魔界が住めない星になったんだとしたら、彼らの言い分にも一理ある…だがしかし!
悩みに悩み抜いたRXの結論はこうでした。

無言で攻撃w
まぁ「答えを返せなかった」とも取れるんですが、うやむやにしていきなり殴りかかったかのようにも見えるこの演出w
どちらの見方もわかるけど僕にはおもしろかった!w
そして激しいバトルの末ダスマダーを打ち倒すRX。
ダスマダーとともに要塞も大爆発。
場所はいきなり怪魔空間になり、そこにはダスマダーが姿を変えたクライシス皇帝の姿が!
皇帝との激しいバトル!さすがに皇帝は強く窮地に追い込まれるも、ロボライダーなど様々な変身・技を駆使し、ついにクライシス皇帝に必殺のリボルケインを突き立てる!

するとシーンは突然採石場のような場所にw
え?え???
たしか…地下要塞が爆発した後クライス要塞に行って…そこから移動して怪魔界に行って、そこで要塞が爆発してから怪魔空間だったから……え?ここどこ?怪魔界…ってこと???w
がそんなことに対する説明は一切無く断末魔と共にクライシス皇帝は爆散。

「RX、余に勝ったと思うな!人間共が地球を汚せば新たな怪魔界が生まれ、地球を襲うであろう」
「すべてはお前たち人間共の罪じゃ!!」 


最後の最後まで、「自分たちの行いが自分たちに返ってくることを忘れるな、だから良い子のみんな、正しく生きようぜ!」という、お手本のような教訓を述べ散っていく皇帝。
そして皇帝の死と呼応するかのように怪魔界も爆発。
えー!?RXはー!?怪魔界と共に死んじゃうのー!?ねえどうなっちゃうのー!?


戦い終わったRXは何故か地球で10人ライダーとの別れを惜しんでいましたw
この『場所の謎』は一切明かされることなくw
「我々と世界各地で悪と戦おう」という言葉にうなずき、今度は仲間の元へ。
いつもお世話になっていたおじさん、おばさんの墓の前(2人は1話前にジャーク将軍に殺されました)で、一人ひとり今後の夢を語り、別れの決意をします。
RXはといえば…「自分を鍛える旅に出る」と。
…すぐに悪と戦いに行くわけじゃないんだねw

かくして自分を鍛える旅に出たRXがバイクで疾走している後ろ姿をもって、『仮面ライダーBLACK RX』の戦いは、幕を下ろしたのです…。



この物語の持つパワーに僕は惚れましたね…悪いことが起きたら何の確証もなくても「もしかして…クライシス?」と、すぐ敵を疑う心。
そして証拠もないうちにまんまと作戦を見抜かれ続ける4隊長たちw
それぞれが一騎当千の力を持っているであろうに、何故か自分の手柄に拘り一人ずつの戦いを挑んだ結果、戦力は減退し最終的には討ち滅ぼされたクライシス帝国。

彼らには一度『三国志』を読むことを強くオススメしたい…戦争は!一人でやるもんじゃないんだよ!!w

主人公のカッコよさももちろん好きですが、こういうふうに(?)敵にも魅力がある物語が大好きなので、一気に好きになりました、RX。
本当に、子供の頃にじゃなく今出会えて良かったと思いますw


南光太郎よ、永遠なれ!!
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