マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

声と絵とそれ以外と。

数日前にtwitterで『ブログに書きます』的なことを書いたんで、今日はアニメと声優にまつわるお話。
嘘つきだと思われたくないんでね!w


日曜日にやってた『アメトーク!』のスペシャルで、昭和アニソンVS平成アニソンという企画をやっていました。

それぞれ芸人さんやタレントさんでアニソン好きの人が昭和と平成に別れ、それぞれのいいところをプレゼン、最終的にアニソンをよく知らないゲストさんにどっちが勝ちかを決めてもらうという…この勝敗って構図いる?とか思いながら見てたんですけど非常に面白く見させていただきました。
ホントアニソンって、作品によって雰囲気を変えるし、ジャズやロック、盆踊りみたいなのまでなんでも存在する音楽のるつぼみたいなとこあるんですよねー。
昭和に愛された歌は擬音が多かったり、必ずタイトルが入ってて子どもにもわかりやすい譜割りだったり。
対して平成は映像も合わせてカッコよく作られていたり、今第一線で活躍しているアーティストさんのデビューがアニメのタイアップだったりと、「あーわかるわかるw」なんて思いながら見てたんですが。

平成チームがプレゼンの中に「最近は声優さんも歌うんです!」というプレゼンをしてたんですね。
画面では実際ラブライブのライブ映像が流れたりして、声優業界の華やかな部分が切り取られていました。

…まず一個言いたいのは昭和の頃から声優さん歌ってるよ?ってことw
『ベムベムハンターこてんぐテン丸』の主題歌は主人公やってた藤田淑子さんが歌ってたし、『The・かぼちゃワイン』のEDは古川登志夫さんが歌ってたし。
今に始まったことじゃないんだよね〜、ってのは見ててツッコみたかったですねw

が言いたいのはそういうことじゃなくw
『アニメを語る上で、最近ちょっと声優さんのパワー強すぎない?』って話なんですよねー。声優やってる僕がいうのもなんですけどw

アニメを構築する1ピースとして大切なセクションではあるんですけど、個人的にはアニメーションってのはもっとたくさんのスタッフさんが関わっていて、皆が頑張ったからいい作品になるものだと思います。
打ち上げなんかでもよく話を聞きますが、アニメの企画が動き出すのって放送の2年前とかだったりするんですよ。
そっからスタッフ集めて、枠組み組んで、キャラデザとかが出来上がっていって最後の方に声優のオーディションがあって、やっと出番がやってくる。
僕らが関わるのは製作期間のほんの最後の方なんです。
たくさんの時間と愛をかけて作られてきた作品の、最後の一翼を担っただけにしてはちょっと褒美がデカすぎるな…みたいな気になるときがあるんですよねw

もちろんキャラクターが口を開けば僕らの声がするわけで、ピースとしては非常に大きいものだとは思うんですが、その前にその口を動かしているのはアニメーターさんたちで、セリフ考えてるのはシナリオライターさんで、監督がそのすべての指揮を執ってるわけでしょ?
もっとそっちにも注目して欲しい…!って思うんです。
そういう意味では特撮ってすごく良い世界なんですよ。
特撮ってやっぱり主演してたり出演してる人がフィーチャーされますけど、スーツの中に入ってるスーツアクターさんだとか、今回はシリーズ構成誰だからこういう展開になるんじゃないかとか、この話数の監督◯◯さんだからきっとこういう演出あるぞ・・・!とか、スタッフさんたちの個性を認識してるんですよねー。
どのピースが欠けても出来ないんだ、ってことが無意識下で刷り込まれてる感じというか。
そういう感じがもっとアニメ業界にも広がればいいな、と思うんです。

僕が声優の勉強してた頃はもう20年とか前なんでもう古い考え方になってしまってるのかもしれませんが、養成所の頃教えてもらってた恩師に「この中で声優になれたヤツがいたら、アニメ製作会社に菓子折り持って挨拶に行ってくれ」って言われたことがあるんです。
その頃にはもう声優を特集した雑誌なんかも出始めてる頃で、なんとなーく先生の中にもこれから声優という職業が目立つ時代がくるだろう、って感覚があったんだと思うんですよね。
でもそこで天狗にならず、地に足をつけて「アニメがあったから売れたんだ」ってことを忘れちゃダメだよ、ってことを言いたかったんだと思うんですが。
ホントにそうだなーと今でも僕は思っています。
コレ意外とわかりにくい部分なのかもしんないんですけど、僕らは声でお芝居してるじゃないですか?
でもその前に、絵がお芝居してるんですよね。
視覚的に絵が先にお芝居してくれてるから、僕たちは状況を把握して絵のお芝居に合わせたお芝居をしているんです。
普通の俳優さんはこの作業を自分の体を使って1人でやってるところを分業してるわけですね、だからこそもっとアニメーターさんたちにも注目して欲しいと思うのです。

『アメトーーク!』の中でも新しいルパンのOPが片目で見ると3Dに見えるだとか、トンでもない技術で昨今のアニメが作られてることが語られてました。
こういったすごい話がもっと世間に知られて行ったらいいのに…と思います。
そして僕ら声優も、アニメを構築する1ピースとしての誇りを持ちつつ、自分たちだけではアニメは作れないんだということを肝に銘じて、地に足つけて頑張っていかなきゃいけないなーと思うのです。



…クッソ堅い話になりましたが、アニメが好きだからアニメをもっと知ってほしいなー、って話ですねw
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