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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

ヘタウマ?

我々は”喋る”職業。

ラジオで喋ったり、アニメで気持ちを込めてお芝居をする…演技と喋りはまた別だとう方もいらっしゃるかもしれませんが、姿を晒さず絵にお芝居を当てるということは仕事内容としては喋らないと成立しないので、これもまた「喋る」仕事なのだと思います。


ありがたいことに20年近くこのお仕事を続けさせていただきまして、それなりに上手くなってきた方だと思いますが、未だにお芝居の本質だったり真髄だったりといったものは程遠く、マジで奥の深い世界だな…と痛感する日々。
が周りの後輩からは「間島さんは上手い」と言っていただけることもしばしば。
自分ではそう言われてもピンとこないんですけどね…周りに僕より上手い先輩なんてゴマンといるし、そういうこと言ってくれる若手の子たちだって上手いと思うし。
こないだの『魂殻少女』なんかもそうですが、20歳そこそこの若い世代が堂々と板の上で役を演じてるのを見るとつい「最近の若い子はすごいね…」とか「俺が同じ年の頃はもって何もできなかった」とかついおじさんじみたことを言ってしまいます…まぁ実際おじさんなんで別にいいんでしょうけどw

んでなんで自分では自分のこと上手いと思えないんだろうなーと思ったら理由が…ふたつ見つかりました。

一つは先述の通り「周りに上手い先輩がゴマンといる」。
自分にできないことをやれてる人はできないからすげぇ!と思うし、できないってことはまだまだ未熟な自分を痛感させられるわけで上手いとは思えませんよね。
もう一つは逆に「できるのは当たり前」だから。
芝居に限らず自分にできることって当たり前のことじゃないですか?
例えば僕はよく自炊してますから料理は「できる」けど、普段からあまり料理をされない方や「私は料理はしません」と公言されてるような方からすれば「料理ができてすごい」わけです。
自分が作ったごはん見て「俺…すげぇな」とは思わないでしょ?まぁ餃子みたいな手間のかかる料理の場合は多少は感じるかもしれませんがそれでも「作れる」ものだし、もっといえばパパっと5分くらいで作った料理でも「すごい」って言われたりしたら「どこがやねん」とか「誰でもできるやろ」と思いますもん。
でもできない人からすればそれさえもすごいわけで。
僕がお芝居でやってることって、意図的に「やろう」と思って「できてる」ことなので、それは当たり前のこと。
当たり前のことをやれるのは当たり前で別にすごくない。
自分にできないことをやれてる人が「すごい」と思うわけです。

はい論破ーw


てなことを考えたときに、ふと恐ろしい事実に気が付きました。

ヘタが…できないんですよw

下手っていうとアレですけど、要は素人さんの喋り方ってことです。
一度もマイク前で芝居したことのない人にマイク前で喋らせるとやったことないから緊張して上手にしゃべれないでしょ?
何度か喋ったことがあるとか、普段は体も使ったお芝居の経験がある方も、僕らからすると喋りの技術は持ってない場合が多いのでどこか違和感みたいなものを感じてしまいます。
俳優さんが吹き替えやったりすると感じるヤツですね。
お芝居は出来てるのになんかヘン…ってのは、喋りの技術がないからしっくり来ないってこと。
でも例えば「素人が緊張してるシーン」を振られたとしたら…?
絶対に…僕よりマジ素人の人が上手なわけです、だって実際に緊張してるだろうし実際に下手なんだから。

こういう「上手になったからこそできなくなったロストテクノロジー」みたいなものって確実に存在していて、下手なものが正解なときにそれができない自分に気づくわけです。
そんなこと考えだしたらもう…なにが上手くてなにが下手なのかわからんw

子供の頃とかまだ芝居の訓練を受ける前はきっとできてたはずなんですよ。
でも訓練した結果上手くなっちゃって、前にできてたことができない、なんてことが発生するわけです…上手くなったんだからいいじゃん、ともいえますけど、なんかできてたことができなくなるのって悔しくないですか?w
いつかそれさえもできるようになったら、それこそマジですげぇんだけどな…絶対ムリだけどw


世の中なんでもないものねだりなんだなーとふと思ったというお話でした。
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