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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

”猛毒”

お昼にちょっとした予定がありまして、それをこなしたらあとはヒマ、な一日だったのでなんかないかなーと映画の上映スケジュールを見たらいいタイミングで上映があったので見てきました!


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VENOM!!

マーベル・シネマティック・ユニバース…ではなく、『ソニーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター』というシリーズの一作目にあたるという本作…てかなにそれ?という感じですがw
これ以降もなんかMCU以外でマーベルキャラ使った映画が作られるってこと?

はい、そうらしいですw

もともとは前にやってた映画『スパイダーマン』のシリーズ展開のひとつとして構想が練られてたみたいですがいろいろあって延期、消滅、復活を繰り返して今このタイミングで公開ということにあった様子。
そもそもヴェノムってスパイダーマンの敵として登場するキャラクターですしねー、てか映画『スパイダーマン3』のラストにも登場してたとかなんとか。
だいぶ前だから覚えてないな…てかスパイダーマンってアメイジング・スパイダーマンもあるからどれがどの映画だかわかりにくいんですよね…w
まぁ今回はどのスパイダーマンとも違う独自の世界観で作られたそうなのでこの映画単体で見られるようですが。

というわけで以下感想。
いつものよーにネタバレは避けつつ書きますが、それでもヤダ!という方は見るまで見ないでくださいw









先述の通り今作はマーベル・シネマティック・ユニバースとは違うシリーズとして作られた作品…まぁそりゃそうですよね、なんせヴェノムはヒーローではなく敵・ヴィランなんですから。
インフィニティ・ウォーでいうところのサノス、マイティ・ソーでいうところのロキと同じ敵という枠。
今作の見どころはまさにこの点『ヴィランが主役の映画』というところなわけです。

じゃあそこで一つの疑問が。

敵を主役にして…どうやって終わらすの?w

だってそうじゃないですか!敵ってことは通常は主役がいて、そいつに倒されることで世界に平和が戻って物語が終わるわけでしょ?
敵が勝って終わるなんて後味の悪い終わり方普通出来ませんよ!
…まったくないわけじゃないですけど…あの映画とかw
とはいえにしても「敵を主役として描く」ってパターンの場合終わらせ方が非常に難しいことになるのは間違いなく。
どうすんだろうなー、なんて思いながらそのヒントが原作にないか、と思い、ヴェノムのウィキペディアを参照したんですが悪役でしたねー、普通にw
やっぱり終わり方が想像できない…むー。
などと思いながら映画を見ていたのですが、物語自体はきちんと終わってました。ヴェノムもちゃんと主人公でしたし。
ただ主役に据えたせいでなんていうんですかね…ヴェノムというキャラクターが本来持つであろう悪の部分というのはだいぶ薄れたのかなーという印象が。
原作ちゃんと知らないからどういうキャラクター性なのかわかりませんが。
一回きちんとスパイダーマンと対峙するかたちでヴェノムというキャラクターを見たいな、と思ったのが素直な感想かも。
ただこの作品単体で考えればとってもおもしろい作品だったことは間違いありませんので念の為。

設定的にヴェノムに変身(?)するのはエディ・ブロックという記者。
ヴェノムは宇宙からきた地球外生命体で、地球の空気に適合するためには相性のいい人間に寄生しないとダメらしく、エディは幸か不幸か”選ばれし存在”になったわけです。
つまりこの作品はある意味ではエディ・ブロックとヴェノムという2人の主人公が登場する映画、という見方もできるわけですね。
個人的にはこの二人の関係性が映画の120分を通して変わっていくのがおもしろかったですねー。
意外とエディと共存することに対して抵抗がないのが、ヴェノムが悪いヤツに見えないところにつながってるのかも。

あと個人的にこの映画が優れてるなーと思ったのが、ヴェノム…というか地球外生命体に弱点があるという点。
作中、中盤あたりで2つの弱点が語られるんですが、ぶっちゃけヴェノムってエディに寄生してる状態だと手がつけられないくらい強いんですよ、人間にはどうしようもない存在。
ただその弱点があることでストーリーが上手く紡がれていくというか…うーんネタバレになりそうで詳しくは書けませんがそんな感じw

すごいんだけど惜しい!と感じたのは、ヴェノムのバトルシーン。
まぁこんな見た目なんで当然CGで作られてるわけですが、ヴェノムってなんかこう…液状みたいな感じになって攻撃したり防御したりするんですね。
それがけっこうな速度で、けっこうなアップで描かれることが多く…なにやってるのかわかりにくいんですよねw
なんかすごいことが起きてるー!というのは理解できるんで、お話についていけなくなることはありませんが、もっとバトルシーンもかっこよく描いてくれるとより好きな映画になったかなーというのが正直な感想。
まぁヴィランなんで別にヒーロー的にカッコよく描く必要がないのかもしれませんが。


兎にも角にも、MCU作品とはまた違った角度のマーベル世界が開けた感がありました。
こういう角度の作品もいいですね…ホント、マーベル・コミックって魅力的なキャラが多いんだなーと改めて実感。
強いし悪いんだけどどこか憎めないヴェノム。
ヒーロー映画ではなくヴィラン映画という新たなジャンルが生まれた、ということなのかもしれません…いやーおもしろかった。
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