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マジP!

間島淳司の日常をプロデュース!!

Love・Ptolemy!

ここのところ天気が悪い日が続いていますね。
日中は青空が覗くことも稀にありますが、夜になると雲が出てきて星が見えない…なんて日が多いように感じます。

出掛ける用事があったとき、建物から出たときとかは空を見るのが習慣になってきてるんですが、このところは空を見上げても一面グレー。
星見に行くようになる前はそんなこと気にもならなかったんでしょうが、星が身近になった今となっては、なんとなく溜息が出ちゃうというか、星から元気がもらえないので悶々とした日々を送ってます。



そんな中、夢を見ました。

寝てて、目が覚めるとそこは屋外。
目を開けた瞬間に満天の星空…
「やった!今日超晴れてるじゃん!!」
と大喜びで、そのまま寝転がったまま空を見ている…そんな夢。


もうね、『ついにここまで来たか』って感じですw

思えば2月も星見運には見放された月で、周りの星見仲間は「カノープスを見に行こう!」つって何度か星見に出かけてるんですが、僕はそのすべてが仕事で不参加。
カノープスといえば『宙のまにまに』では僕が演じる部長が、近江さんと一緒に見たステキエピソードがある、僕にとっても特別な星。
日本では限られた時期・ごく低い緯度にしか現れないのでそういう意味でも特別な星なんですが…結局みれずじまいでした。

そして考えてみれば今年に入ってからの星見に行った回数はたったの二回
今が3月に入ったところですからだいたい月1のペースってことに。
流星群が来てた頃は、多いときはそれこそ週3みたいなペースで出かけてたので、そりゃ欲求不満にもなろうて、というレベル。
まにまにコミックス1巻にて、梅雨の時期に美星と部長が星が見れなくて禁断症状出てたのが、今の僕にはよくわかりますw


そこで、あんまり見れないので久々に星の勉強してみましたw
超便利…インターネッツw
家に資料がなくても図書館とかに行かなくても、ネットで検索すればすぐに調べられちゃうんだからとってもステキ☆

今日は原点に立ち返ろうと『星座』というカテゴリを調べ直してみました。

最古の星座として発見されているのは古代エジプト。
遺跡の中に『星の並びを人などに見立てた図』があるんだそうで。
これが記録に残っている最古の星座なんだそうですが、現在の88星座との接点はあまりないようです。
ちなみに古代エジプトは紀元前3000年~紀元前30年までの時代のこと。
どの時代の遺跡に残ってたのかまでは調べられなかったのでいつ頃からあるのかは正確にはわかりませんが、とっても古くから人は星を何かになぞらえて見ていたのがわかります。

それから時は過ぎ、まず黄道十二宮が定められ、様々な人が現代につながる星座の基礎を作り上げていって…紀元2世紀にクラウディオス・プトレマイオスという人がトレミーの48星座を決定します。
ちなみにトレミーってんはプトレマイオスさんの英称。
あだ名みたいなもんですな。
そこからなんと16世紀まで、この『トレミーの48星座』は増えることも減ることもなく使われ続けます。

これすごくないですか?
2世紀に決められたものが、14世紀…1400年もの間変わることなく使われ続けたんですよ?
2世紀なんてそれこそ天動説が唱えられてたであろうそんな時代。
地動説が定説となっている今と、動く基準が違う頃に決められたモノがまだ今も残っているこの現実…昔すげー。
トレミー超アツいw

そして時は過ぎ16世紀。
世はまさに、大海賊時代!!…ではなく大航海時代w
プトレマイオスには観測出来なかった南天の星座が続々発見され、さらにこの頃になってようやく地動説が唱えられはじめ、星座の世界に激震が走ります。
…星空にとっては特に関係ない話ですがw

天動説から地動説に変わり、「じゃあ俺が新しい星座作るぜ!」なんて人がたくさん現れて星座を作ったりしたんですが、その殆どは現在まで生き残れず。
乱立したり統制が取れなくなってきて困ったことになったので、1928年の国際天文学連合・第三回総会にて現在の88星座に落ち着きます。

ちなみにこの88星座…トレミーの48星座をベースに、南天の星座を付け加えて決定されております。

そう…14世紀続いて「すげー」なんて言ってたトレミーの48星座が、若干の変更はありながらも21世紀の現在にも生き残っているのですw
すげーw超すげーw
プトレマイオスさん超パないっスw


さて、星座界の争い(?)により、作られたは良いが生き残れなかった星座たち。
『かんししゃ(監視者)メシエ座』とか『ケルベルス座』とか、「あれ、あっても良さそうなのに」とか思いそうな、オトコノコ心をくすぐるネーミングのものもありますが、中には『星座としては生き残れなかったけど、今も名前だけ使われてるもの』もあったりします。

それが『しぶんぎ座』。
うちのブログでも書きましたが、一月に来る年始最初の大きい流星群・しぶんぎ座流星群がそれ。
放射点は現在の88星座でいうと、うしかい座とりゅう座の境界付近になるんですが、当時はこのあたりにしぶんぎ座(和名だと壁面四分儀座)があったことの名残りのようです。

ただ単に「しぶんぎ座流星群来たよ!」とか言ってるだけだとわからないことも、調べるとおもしろい発見がありますね。


とまぁ普段「オリオーン!」「シリウスたん(;´Д`)ハァハァ」とかなんとか言いながら見ている『星座』も、紐解いて行けば星好きになった今でもこんなに書けるくらい新発見があるのですw
ホントはまだまだ書きたい事があるんですけどね…中国の星座とか。
中国の星座ってまったく独自の発展を遂げたみたいですごくおもしろいんですよー。
『ふしぎ遊戯』とか見てた人はなんとなくわかるでしょうが。
ヒマがあったらこっちにも触れてみたいと思いますw


ふう…久しぶりに星について語ってやったぜ…
見れない分の発散にはなった気がするw

そしてコレを見てる天文部メンバー。
暇があったら我を星見に誘っても、良いw

語るのもいいけどやっぱり星が見たいぃぃぃぃぃぃ!!w
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