常識が覆る2010-06-01 Tue 00:21
目の前で大きな事故。
自分は幸い巻き込まれず助かったが、近くには巻き込まれた人、人、人…… そんな状況めったにあるものではない(あっても困る)ものですが、もしそうなったときに『やれること』ってあると思うのですよ。 まずは警察か救急車を呼ぶとか。 怪我なら応急処置、どうしていいかわからない場合ならだれか詳しい人を探すとか、それだけでもずいぶん違う気がします。 一応救命措置として知られているものといえば、心臓マッサージと人工呼吸、だったりしますが、これがなかなか世間では受け入れられない模様…… たしかにそうですよね、いきなり『人工呼吸を!』とか言われたって、知らない人とするのは抵抗があります。 いや、蘇生的な意味でなくて主に『くちづけ』が。 実際救急医療の世界でも「人工呼吸が心肺蘇生法普及の壁」といわれていたようです。 命がかかってる、欧米ではキスは挨拶、というかそもそもこれはキスじゃない、ノーカウントだetc… 心の中でどんなに言い聞かせても、例えば泡吹いてる見知らぬオッサンに施さねばならないんだとしたら、男性でも女性でもやはり抵抗はあるものだと思います。 もし自分がそういう状況に遭遇したら…もちろん頭では「やるべきだ」とは思いますが、実際かなりの抵抗とまず戦うところから始まると思うんですよね。 聞くところによれば、心肺停止状態になってから蘇生までの時間が一分遅れるごとに、助かる確率は10%ずつさがっていく、といいます。 たった一分が、されど一分なわけです。 まさに一分一秒を争うこの状況で「でもキスは…大切な人と……」とか言ってる場合ではないのです!! がそんなあなたに朗報(?)。 従来のガイドラインでは『人工呼吸』と『心臓マッサージ』両方を行わねば効果は薄いと思われていましたが、心臓マッサージのみでも脳にきちんと血液は送られる、ということがわかったみたいです。 アメリカなどではすでに、大人の心肺蘇生法として胸部を圧迫するだけの方法を指導しているところもあるんだとか。 正しい処置の仕方を知る必要はあるでしょうが、人工呼吸に悩む暇があるんなら迅速に心臓マッサージを行った方がいい、ということみたいです。 さて、このニュースを見てまず真っ先に思ったこと。 それがズバリ「アニメでよくある演出はどうなるのか」ということw ちょいちょい見かけるじゃないですか、主人公が気を失ってヒロインが 「た…助けなきゃ!こういうときは人工…呼吸?……まだキスもしてないのに!?」 みたいな展開w 昔はヒロインが気を失って主人公が悩む、みたいなパターンが多かった気がしますが最近は逆のパターンが多い気が…ってそこはどうでもよくてw まぁでもだいたいそういう展開の時ってギリギリで目を覚ますか邪魔が入って結局キスしないんですよねw ともかくある種の『オクテな二人がお互いを意識するイベント』みたいな位置づけでもあると思うのですよ、人工呼吸イベント。 これが……『胸部圧迫だけで良い』『人工呼吸は必要ない』というのが世間に浸透したら…… 二人はどうやってお互いを意識したら良いのですか!! この…「好きだから助けたい、けど…好きだから初めてはちゃんとしたい」というあのドキドキ感が見れなくなってしまうわけです!!w いくない!これはいくない!!w まぁ人の命には変えられませんし、それでより多くの生命が救われるのであれば広まるべきだと思いますけどね。 要するになにが言いたいのかっていうとですね 人の命も大事だけど キスって大事だよね、ってことですw あー、キスしてぇなw 俺のガサガサした不毛の大地を押し付けてやるわ!! と、ここにきて『とらドラ!』から最低のかたちで引用w 皆さんはそういう場にもし遭遇することがあったら、迷わずすぐに心臓マッサージをしてくださいね。 スポンサーサイト
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