天才に挑戦2010-06-03 Thu 00:39
ある日、いつものようにネット巡回していると『天才集まれ!』のフレーズが目に飛び込む。
自分は決して天才ではありませんが、謳い文句からしてちょっと気になるじゃないですか。 「ほぅ、どんなものなのか見てやろう」と。 軽い気持ちでクリックしてみたところ、どうやらインターネット検索最大手『グーグル』の入社試験で出題される問題が掲載されているページでした。 気になる問題は以下のようなもの。 「ゴルフボールは、スクールバスの中に何個入るか」 他にもいくつか掲載されていましたがあえてこれだけ抜粋。 おそらくこういう試験っていうのは『正解』を求めてるんじゃなくて、『そこに対するアプローチ』であるとか、『(他人に説明したときの、自分の答えに対する)説得力』とか、そういうところを見てるんだと思います。 ちなみに紹介してたサイトにも、いろんな人の考察は載っているものの、正解は特には書いてませんでした。 だったら考察してみようじゃあーりませんか、この僕も!w 物理的な検証をせねばならないならその場にスクールバスとゴルフボールが山ほど必要になります。 となると解答の一つとしては、まずこれ。 『とりあえず目の前にスクールバス1台と、ゴルフボール100万個を用意しろ。話はそれからだ』 実際にやってみようパターン。 一休さんが将軍様に「さぁ!屏風の虎を出してください!」って言うのとほぼ同じですね。 やってやるから出してみろ、とw ちなみに100万個にしたのは、そのぐらいあればいくらなんでも足りるだろう、という目算ですw 足りないと思う方は任意の数字でお答えくださいw この解答、僕みたいなタイプは嫌いな答えじゃないと思うんですが、きっと経営者とかはこういうトンチ的な答えは嫌いなんでしょうなw では別のパターン。 質量でも体積でもなく、個数を聞かれてるわけですよね。 あとゴルフボールに対する『加工』にも言及してません。 なので一回溶かしてみましょう、ゴルフボールを。 溶けたゴルフボールだったモノをスクールバスの中に注ぎこみます。 窓とか密封するのを忘れずに。 そして一杯になったところでしばらく放置。 固まったところを経営陣に見せつけて……答えは!! 『1個』。 これなら普通にゴルフボール詰め込むよりたくさん入ると思います。 個数は1個になってますがw 「無駄(な空間)を省く」というのは会社の上に立つ人間としては嬉しい資質のひとつなのではないでしょうか。 まぁ「溶かすな」と言われてしまえばそれまでですが。 さらに別のパターンを考えてみましょう。 この設問では、どういう状態でバスの中に球を入れるのかが書いていません。 せっかく「ゴルフボール」とあるので、ゴルフをしながら球を詰めてみようと思います。 ゴルフで狙う「的」といえば、もちろんグリーンにあるホールですよね。 ティーグランドから1打でホールに入れることを「ホールインワン」といいます。 せっかくなので難易度を上げて「バスの中に1発で打ち込めた数」とかにしてみたいと思います。 調べによると、『米国ゴルフレジスター』という団体が公表している「ホールインワンの確率」は、数字にすると 1/33,000。 ホールの大きさは108mm。 そして今回の目標はスクールバス。 どこのスクールかは書いてないのでなんとなくのイメージで行きます。 乗るのは子供ですし昨今は少子化です。 いわゆる貸切バスのサイズでだいたい『小型バス』くらいに設定しましょう。 ネットで調べたところ小型バスのサイズは『全長7m 全高3.3m 全幅2.4m』。 なるべくたくさん入って欲しいので横向きでグリーンに停めましょう。 全長7mで窓が開く部分を全部開けたとして、だいたい7mの半分弱、3mほどが『球が打ち込めるスペース』になると思います。 ホールの大きさ『108mm』の時の確率が『 1/33,000』ですから、まずこの『3mほど』が108mmの何倍なのかを求めます。 3m=3000mmですから、3000÷108=27.7777778。 四捨五入してだいたい28。 大きさが約28倍なので、たぶん28倍くらいは入りやすくなってるはず。 1/33,000×28=7/8,250 さらに計算すると、だいたい1178回に1回、一発で球が入る計算になります。 一人1球ずつ打ったとして、何人挑戦したかによって個数は変わってきますが、だいたい1000人挑戦したら1球入るくらいの感じです。 せっかくですから規模も大きく、日本の総人口がひとり1球ずつチャレンジしたとしましょう。 平成17年の国勢調査によると、日本の総人口は127,767,994人。 わかりにくいから1億2000万人ってことにしましょう。 どうせ他も概算だしw そうすると1億二千万人で、1000人に一人球が入っていくから……答えは12万。 ということで答えは12万個。 ちなみに計算方法は「だいたいこんな感じじゃね?」でやってるので、『間違ってる』と指摘されても困りますw さぁ…あなたはどの答えが一番納得が行きましたか? ちなみに僕はそのサイトに載ってた誰かの考察の答え 「ぐぐって調べます」 が最も限りなく正解に近いと思いましたw スポンサーサイト
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