静寂と暗闇の帰り道に2010-10-25 Mon 00:50
久々に星見に行ってまいりましたよ!!
某お天気サイトによると『星空指数100』ということになっていたのでそれに望みをかけいざ出陣。 ……はいいものの、その日は朝から、とても夜に指数100になるとは思えないような、それはそれは見事な曇り空w ちょ、これはどうなのw と思いながら再度某お天気サイトを確認すると、相変わらず指数は100を示したまま。 昼を過ぎ、集合時間を過ぎても空から雲が消えることはなく……一同超不安。 でも指数は100w どないなっとんねーん!!w 新たな情報を求め雲の動きを調べられるサイトに行って調べたりと、もてる電脳技術の全てを駆使して調べた結果、『遠出をすればどうにかなるんじゃないか』という結論に達した一同。 「星が見れそう」という結論がたとえいかなる結果であろうと攻めつづけるのが僕ら天文部。 明日?そんなものは誰にでも来る! 眠い?車ン中で寝ろ!! サー!イエッサー!! というよくわからんノリのまま、なんだったら一番遠い星見ポイントまで足を延ばすことになってました、いつのまにやらw 本気すぎるw 本気度は高けれど空模様はそれだけでは変わらず。 途中寄ったサービスエリアでもまだ空は回復の兆しを見せず。 これは……いよいよ覚悟を決める時か? いやいや!目的地に付くまでが僕らの勝負!! とばかりに車を走らせ、目的地に到着……!! すると…… そこには満天の星!! ……となるほど世の中甘くはありませんでしたw 車を降り、空を見上げればところどころに雲の姿が。 それでも降りた瞬間は冬のダイヤモンドも確認できたし、オリオンの全身がきっちり確認できる程度には見えてたんですけどね。 が……ここは都内にあらず。 本来の『星空指数100』のコンディションなら、星が多すぎて星座が結べないほどの光の瞬きに包まれる場所。 その場所において『ダイヤモンドが確認できる』程度ということは…正直なところ敗北を意味するのですw そしてそんな星空も一瞬、上空の風の流れが早いのか、すぐに全天を雲が覆ってしまいました……おぅ、ジーザス。 がそこですぐさま諦めてしまう僕らではありません。 カメラ組はそれでも空を狙いにセッティングを開始します。 実はこの日は満月が近くてですね。 闇に覆われたはずの夜でもとてつもなく明るく、それどころか月が雲に覆われてもまだ明るくて『懐中電灯いらねーや』となるほど冴え渡る月光。 快晴の日に肉眼で見てしまうと「ぅおっまぶしっ!」となってしまうんですが、この日はちょうど雲がイイ感じにかかってて双眼鏡を使って月を見るのにとてつもなく適していました。 ということで切れ間から星が覗くまではひたすらムーンウォッチング。 「おー、うさぎが見えおるわ」 「あれ、どっかの国だとまた違うモノに例えられてませんでしたっけ?」 「あぁなんだっけ……カニだっけ?」 「そうそう。あと女性の横顔とか」 「あったあったw」 などと月の影の模様の話で盛り上がったりしながら、空が晴れることを祈って待ち続けます。 ……まぁ結果から言ってしまえばここでは星はほとんど見れなかったんですがw 代わりにカメラ組は、おもしろいほど早く流れていく雲の画像とかを動画で収めたりして、それはそれで満喫していた模様。 かくいう僕は僕で、そんな空と機材と格闘するカメラ組のみんなをぱちり。 ![]() これはこれで幻想的 写真だとやたら月(左上)がでっかく見えますが、光のほとんどは周りの雲に反射して光っているだけ。 実際はこの写真の大きさで言えばホントに豆粒みたいな大きさです。 肉眼で見るとかなり大きく見えるんですけどね。 雲に隠れても明るく冴える月の光に照らされた、星見ポイントに広がる草原、そして雲をその身に纏った山々。 なんとも壮大なスケールを感じさせる、とてつもない風景を見た気がします。 まぁ明るいといっても暗すぎてコンパクトデジカメではとらえきれず、一眼レフで撮ってしまうと、今度は昼と変わりないように見えてしまうというこの難しさ。 改めて人間の肉眼の素晴らしさ、高性能さを実感させられましたね。 結局空は晴れることなく、何時間か見て「やっぱ無理だね」と無念の引き上げ。 若干残念な気持ちに支配されながらの帰路の車内。 車窓から名残惜しげに空を見上げていると……ん? あれ?もしかして……晴れてね? ぅわぁぁぁぁぁクソがァァーーーーーーー!!w とすぐさま車を(邪魔にならないところに)停めて空を見上げる一同w なんと観測ポイントからはさほど離れていないにも関わらずこちらでは快晴の空!! どうやら…低い位置にいる雲にどっかぶりだったようで、少し移動したら見えるという不思議現象に出くわしましたw 帰りの時間とかもちょうどよかったんでしょうけどね。 そして車を降りて喜びに満ちた瞬間、空からの贈り物が僕らの頭上に……そう、流星です。 実はまったく触れていませんでしたが今の時節はちょうどオリオン座流星群が来ている時期。 今年は極大の日と満月が重なってしまっていたので去年ほど話題にはなってないんですねー。 最後の最後にオリオンさんが、頑張った僕らにご褒美をくれたようでなんだかニヤニヤしてしまいました。 というわけで『星見』という意味では惨敗だったかもしれませんが、ドラマとしてはとてもステキなストーリー。 …脳がメルヘンなだけですかね?w まぁどちらにしても僕らが楽しかったならそれでよし!! とはいいつつも、帰りにはみんなリベンジを固く約束しつつ、最後に見れた流星への感謝と、次の機会への闘志を胸に、明るい時間に家に帰って爆睡するのでしたw スポンサーサイト
星見
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