時の不可逆2011-08-04 Thu 00:16
かなーり前に書いたことのある話の続編みたいな話を入手しましたw
だいたい一年くらい前に『タイムパラドックスは回避される』みたいなことを書いたのですが、これをさらに覆す、すげー身も蓋もないことが立証されたようです。 かつてアインシュタインは、『光速が宇宙の移動の法則である』…簡単にいえば『どんな物体も光速を超えることはできない』ことを主張していました。 このことはつまり「タイムトラベルは不可能である」ということを示しています。 光の速さを超えることが出来ないということはそういうことになるのです。 宇宙規模の話でいうと、他の星からの光が地球に届くまでに何年も、何百年もかかるなんてことがざらにあります。 もちろんその星との実際の距離もとんでもなく離れているわけで、「えーと、だいたいシリウスまでは……◯kmだね」なんて言い方してたら数字がでかくなってしょうがないわけですw そこで距離の単位として『光年』という単位が用いられているのです。 年がついてるせいで時間の単位なのかな、と思われてる方もいそうですがそれは間違い。 実際に上で名前の出たシリウスを例にとって考えると、シリウスまでの距離はだいたい8.6光年。 わかりにくいから8光年ってことにしましょうw 比較的近い星ではあるんですが、それでも光が8年進まないと届かない距離にある。 ちなみに光の速度は1秒間に地球を7周半すると言われてますが、この光が一年間に進む距離は、数字にすると約9.46×10の15乗メートル。 9.46ペタメートル、なんて言い方も出来るそうですが、ペタ…ペタって日常じゃ使わない単位だよw これのさらに8倍ということになりますから、75.68ペタメートルということになります。 数字的にはわかりますけど問題は『ペタ』ですよね…これのせいでさっぱり距離感が掴めないw 若干話が逸れた感もありますが、つまりは『シリウスから8年前に発せられた光を、今の我々が見ている』ということになるわけです。 見えてるのがちっちゃーく光る星の姿だけなのであまり実感わきませんよねw 逆に考えましょう。 シリウスに人がいたとして、地球の姿が見えてるとします。 シリウス星人はとんでもなく目がいいので、我々には光の点にしか見えないはずの距離の星の、中にいる人まで見えてるとして。 …彼らの目に今映るのは、8年前の僕らの姿…ということになるのです。 モノが見えるという仕組みは目に光が飛び込んだり、物質が光を反射したりすることで見える、という話は以前もしたと思いますが、つまりその飛び込んでくる光が前の物ならば、過去の姿が見えていることになる、ということですね。 ここから発想すれば、『光の速さを超えることが出来れば、過去の世界に行ける』ということになるわけです。 夢のある話ですね…速度をあげることで時間を超越出来るっつーんですから。 が。 これがついに覆されたわけです。 10年ほど前にも『光速を超える”超光速”』なんてものの可能性が見つかったらしいんですが、これもすぐにただの視覚効果で、実際に存在するものではない、ということがわかったんだそうで。 それでも諦めずに「光速を超える方法はある!!」と科学者の皆さんは頑張ってたそうなんですが…… 香港科技大学というところの研究チームが、『光子1個が、宇宙の移動の法則に従っている』ことを証明したそうでして。 わかりにくい言い方ですが、アインシュタインの提唱した『宇宙の移動の法則』…つまり光速ですね、光子はこれを超えることは出来ない、ということがわかったわけです。 タイムトラベルをする方法があるとしたら…光の速さを超える新しい粒子でも発見しないと無理だ、ということですね。 マジか…生きてるうちにタイムトラベルとか無理くさくなってきましたね……ガンバレ科学者w 個人的には時間を超越してなにかしたいことがあるわけではありませんけど、時空旅行って言葉にはなんか夢が詰まってますからね。 間島淳司は科学者を応援していますw スポンサーサイト
考察
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